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「健康第一で良い仕事を」 緒方塗装と協力会社

      

▲挨拶する緒方社長、大会の模様

 株式会社緒方塗装(緒方克則代表取締役)は5月2日、宮崎市内で2025年度の「安全大会」を開催した。大会には、同社及び協力会社の職員ら多数が参加。自社パトロールの結果報告や安全表彰、安全講話、安全宣言を通じて、更なる安全意識の高揚を図り、無事故・無災害の達成に邁進することを誓った。

 大会で挨拶に立った緒方社長は、これから夏本番を迎えるにあたり、自身の経験を交えながら、熱中症の恐ろしさについて言及。最悪の場合、命を落とすこともあり得るとして、これを未然に防止するための水分補給やアフターケア、体調管理の重要性を指摘し、「無事故・無災害で夏場を乗り切ろう」と述べた。

 一方で、同社がモットーに掲げる「お客様を大切にする」「お客様のニーズに応える」ことが、継続的な仕事の受注に繋がるとして、社員及び協力会社の職員に理解を求めるとともに、「健康でなければ良い仕事はできない」として、大会で学んだことを日々の生活や今後の業務の参考にしてもらうよう呼び掛けた。

 自社パトロールの結果を報告した落合祥太郎氏は、同社が施工を手掛けた陸上競技場や病院、工場等での指摘事項や改善内容を報告。緒方美丈夫常務取締役は、「もう一度見直してみよう!」をテーマに、ヘルメットや墜落制止用器具、安全靴などの適切な使用方法を解説し、「当たり前のことを当たり前に」と訴えた。

 工事部講話では、江藤佑太取締役工事部統括部長が「働きやすい職場をつくろう」と題して講演。「皆の意見を丁寧に聞きながら、自分の意見をしっかりと伝える」「効率的に仕事を片付けるため、しっかりとした計画を立てる」ことの重要性のほか、仕事だけでなく、プライベートを充実させることも必要と説いた。

 安全講話では、はたらく女性のセルフケア保健室代表の柏田ひろみ氏が、「元気でいること」の重要性を説明し、心身を整えるためのアクションについて指導した。安全表彰では、安全衛生に係る取り組みが顕著だった山下義昭氏と小野竜弥氏、協力会社の合同会社T・K塗工に対して、緒方社長から表彰状と記念品が贈られた。

 参加者を代表して安全宣言を行った安藤航平氏は、「安全な作業手順で現場施工を実施し、安全に職務を遂行する」「安全の基本である準備・片付け・清掃を率先して行い、一人ひとりが強い団結力を持って行動する」「仲間とのコミュニケーションを多くとり、確実な情報伝達と意思疎通で災害防止につなげる」と誓った。