▲写真は挨拶する矢野会長、総会、表彰式の模様
一般社団法人宮崎県骨材協会(矢野久也会長)は4月30日、宮崎市内で2025年度「第43回定時総会」を開催した。総会では、24年度事業経過及び決算報告、剰余金処分案、25年度事業計画及び収支予算案、公共目的事業に係る決算及び予算等の各議案を原案どおり承認した。
挨拶で矢野会長は、米国のトランプ関税やロシアのウクライナ侵攻による世界及び日本経済への影響のほか、担い手不足や従事者の高齢化といった業界の課題に言及。こうした状況下で最も大切なことは、「各社の企業努力と業界の団結」として、会員同士の協調と連携を今一度見つめ直し、課題解決に取り組んでいこうと呼び掛けた。
原案どおり承認した25年度の事業計画では、円滑かつ適正な協会運営や事業活動の活性化、採石及び砂利採取場跡地整備査定委員会の開催、会員企業の従業員の育成と能力向上を図るための各種講習会の開催、労働災害防止に向けた体制の確立と意識高揚に取り組むことを確認した。
また、採石・砂利採取業務従事者の結束を図る骨材業務従事者交流会、会員企業の経営安定化に向けた行政機関等への陳情・要望活動の実施、担い手確保のための現地(採石場・プラント)視察会にも取り組む。
総会に合わせて行われた表彰式では、業界功労者の宮崎県知事表彰を受賞した鳥丸隆氏(荒殿興業)、同じく会長表彰を受賞した西村直也氏(太陽興産)と吉行輝真氏(吉行産業)、長期勤続従業者表彰を受賞した▽中田厚美氏(大藤産業)▽森竹宏旨氏(前同)▽山﨑剛氏(矢野産業)▽内村譲司氏(大淀開発)▽城村浩二氏(都北産業)―の5人に対して、表彰状が贈られた。
このほか、出席した多くの来賓を代表して、河野俊嗣宮崎県知事(代読=児玉浩明商工観光労働部長)、外山衛宮崎県議会議長、清山知憲宮崎市長(代読=児玉宏観光商工部長)、吉越正幸宮崎労働局長がそれぞれ祝辞を述べた。