▲写真は贈呈式の模様
廃棄物処理や資源リサイクル等を手掛ける株式会社山﨑紙源センター(山﨑孝一代表取締役、本社=宮崎市)は、高規格救急車の購入費用の一部として宮崎市に1000万円を寄附した。5月23日に同社の上岡康人常務取締役が宮崎市役所を訪ね、清山知憲市長が感謝状を贈呈するとともに、更新した救急車を披露した。
地域貢献活動の一環として、市の消防行政業務に役立ててもらいたいとの申し出があったことから、北部救急車の更新整備に係る費用の一部を寄附したもの。同社は、2022年にもレスキュー活動で使用する救助工作車両の更新費用に対して寄附を行っており、山﨑社長個人を含めて、今回が3回目の寄附となる。
23日に市役所で行われた感謝状贈呈式で清山市長は、昨今、救急搬送件数が増加しており、ここ2年で2万件超にのぼっていることを説明。こうした需要に対応するためにも、高規格救急車の更新整備が不可欠であることを踏まえ、「ありがたい志として受け止めている」と同社の寄附に感謝の意を示した。
これに対して上岡常務は、「一人でも多くの尊い命を救うために活用してもらえれば」と期待を込め、今後もこうした活動を継続する考えを示した。更新した高規格救急車は、3月末から運用を開始している。