三股町は5月23日、五本松団地跡地を活用した交流拠点施設整備事業に係る実施方針案や要求水準書案等を公表した。まちづくり合同会社みまたと民間事業者が連携して事業を行う第6セクター方式により、町民交流施設や屋外施設、商業交流施設を整備する。6月3日と4日に開催する事前説明会の参加申し込みを6月2日まで受け付ける。
暮らしの魅力を高めるため、▽学び▽子ども子育て▽健康づくり▽買い物と食―の4つの機能を導入した交流拠点施設として、五本松団地跡地(大字樺山字五本松3271―2)に町民交流施設及び屋外施設の整備や維持管理、運営を行うとともに、別途提案を求める商業交流施設との有機的な連携を図り、持続可能なまちづくりを実現する。
事業は段階的に実施することとし、第1段階と位置付ける1棟目の町民交流施設(延床面積500㎡以上、利用者駐車場、駐輪場)と屋外施設(屋根付広場1000㎡以上、芝生広場5000㎡以上、屋外トイレ100㎡以上、園路及び利用者駐車場・駐輪場)、任意提案とする第3段階事業(商業交流施設)を募集事業と定義する。
募集事業の業務範囲は、施設全体の基本設計、第1段階における実施設計、建設、工事監理、運営、維持管理及び運営プロジェクトマネジメント業務とする。商業交流施設に係る各種業務は事業者の費用負担で行う。事業者が商業交流施設を実施しない場合でも、商業交流施設の事業用地を確保するゾーニングの検討までは行うこととする。
第1段階の設計及び建設期間は28年年3月31日まで。指定管理期間は供用開始から5年間とする。設計建設の提案上限額(税込)は6億9000万円で、内訳は設計業務が8000万円、工事監理業務が2000万円、建設業務が5億9000万円。運営業務(第1段階の5年間)の提案上限額は、債務負担行為を設定し、速やかに公表する。
事業の応募者は、①設計を担当する事業者②工事監理を担当する事業者③建設を担当する事業者④運営を担当する事業者⑤商業交流施設(民間収益事業)を実施する事業者―で構成するグループ。一つの構成事業者が複数の業務分野を横断的に担当することや、複数の構成事業者が協力して各業務分野を遂行することを認めるが、建設業務と工事監理業務を同一の事業者が行うことはできない。
設計、工事監理、建設を担当する事業者は、三股町建設工事等入札参加有資格者名簿に登録があり、別途定める施工実績要件を満たしていることなどが要件。運営を担当する事業者は、過去10年間に公共施設または不特定多数の利用に供する公益的用途をもつ民間施設の運営業務の実績を5年以上有していることを要件とする。
公募型プロポーザル方式による事業者選定スケジュールは、▽事前説明会=6月3日及び4日▽質問・意見提出期限=6月13日▽応募資格審査書類提出期限=7月11日▽資格審査=7月25日▽企画提案書提出期限=9月26日▽提案審査(優先交渉権者の選定)=10月3日▽優先交渉権者の決定=10月10日―を予定する。事業者の募集開始は別途公告する。
実施方針や要求水準書案などの関連資料は、ホームページで確認できる。事業に関する問い合わせ先は企画商工課五本松交流拠点施設推進室(電話0986-52-1120、メールsuisin-k@town.mimata.lg.jp)。
《事業の実施方針案》