▲写真は挨拶する下湯支部長、総会の模様 ▲挨拶する下湯支部長
一般社団法人日本造園建設業協会宮崎県支部(下湯一弘支部長)は5月16日、宮崎市内で2025年度「通常総会」を開催した。総会では、24年度事業報告及び収支決算報告、25年度事業計画及び収支予算案などの議案を原案どおり承認した。
挨拶で下湯支部長は、日頃の支部活動に対する会員の理解に感謝の意を示すとともに、前年度に開催した「グリーンインフラによる防災・減災と美しい景観講習会」に言及。各方面から高い評価を得られたとして、「グリーンインフラを取り入れた景観形成活動の活性化に注目している」として、各社の業務にも繋げてもらうよう呼び掛けた。
原案どおり可決した25年度事業計画のうち調査研究活動では、2027年国際園芸博覧会の開催に伴い、県や造園業界、大学など産学官協働による花・緑出典のデザイン、実施計画に取り組む。また、宮崎県景観形成促進機構の指定に基づく良好な景観形成に関する調査研究等や造園業界に於ける担い手育成等の研修会などを計画する。
広報活動では、都市緑化啓蒙活動(造園フェスティバル開催、土木の日、緑化月間)の推進に加え、会員技術者名簿を活用し、行政へ植栽基盤診断士や街路樹剪定士等の重要資格の周知を図り、非会員に対しても資格取得を促す。このほか、日造協九州総支部広報活動に協力するとともに、支部広報誌を作成・配布し、活動をPRする。
組織活動では、他団体と共同で宮崎県への陳情・要望活動を行うとともに、「宮崎県沿道修景美化条例」の見直しに伴い、各地区のモデル事業について技術的・有効的な提案を行う。県主催事業(土木の日、道路美化推進事業)や地区事業(違反広告物撤去、花と緑の啓発活動)、関連団体事業への参加・協力、災害時の行政協力も行う。
教育・訓練活動では、日本造園修景協会等と連携し、行政を交えた研修会を実施するほか、街路樹剪定士講習会の実施と同指導員資格取得者の斡旋、造園施工管理技士講習会の開催や植栽基盤診断士・診断士補研修会の参加促進、地域リーダーズ活動への参加、安全衛生特別教育の実施、南九大環境園芸学部生に対する出前講座などに取り組む。
一方、25年度の表彰事業では、宮崎県発注工事で高得点を獲得した▽尾形紀一郎氏(園田グリーンセンター)▽後藤浩介氏(にわすけ)▽井田良治氏(坂元芳翠園)▽甲斐祥郎氏(弥永緑地建設)▽寺島勝巳氏(児玉グリーン建設)▽橋口勝士氏(橋口庭樹園)―の6人が業績表彰を受賞した。