宮崎市は、旧仮屋原農村公園の利活用に向けたサウンディング型市場調査を実施する。既存建物を含めた施設の売却を視野に、自然豊かなロケーションを生かし、誰もが利用できて楽しめる施設として活用するための提案やアイデアを求める。7月31日まで意見を受け付け、8月末までに意見内容をとりまとめる。
1995年4月に開設した田野町の旧仮屋原農村公園は、地域の憩いの場として使用されていたが、利用者数の減少に伴い、2021年度に農村公園としての機能を廃止した。市は、自然豊かなロケーションを生かした活用方法を模索しており、既存建物を含めた施設の売却を念頭に、民間事業者から提案やアイデアを求める。
所在地は宮崎市田野町乙11182番地(都市計画区域外)で、敷地面積は4339㎡。敷地内には、使用されていないトイレや文書庫(CB造延べ305㎡)、文化財課が所管する郷土資料館(救弐の家、木造延べ80㎡)が現存している。また、敷地内の地中には、マンホールポンプが埋設されている。
意見募集では、▽売却可能性(購入の意向)▽売却が可能な場合(購入した場合)の活用用途▽売却可能な価格水準▽事業実施にあたっての課題・条件―などを尋ねる。市は、同施設の今後のイメージとして、郷土愛や地域住民との連携、自然を生かした活用の相乗効果によって、市の魅力アップに繋げることを期待している。
詳細はホームページ内のみやPORT(公民連携総合窓口)で確認できる。問い合わせ先は、田野総合支所農林建設課(電話0985-86-1114、メール36sangyo@city.miyazaki.miyazaki.jp)。