▲写真は挨拶する久寿米木会長、総会の模様
公益社団法人日本建築家協会九州支部宮崎地域会(久寿米木和夫会長)は4月25日、宮崎市内で2025年度の通常総会を開催した。総会では、24年度事業及び決算のほか、組織の増強に向けて、地域内設計者の掘り起こしなどに注力することを盛り込んだ25年度事業計画案及び予算案を原案どおり可決・承認した。
総会で挨拶に立った久寿米木会長は、「会長職の任期最終年を迎えるにあたり、気を引き締めて、活動に取り組んでいきたい」と述べ、地域会の活動に対する理解と協力を会員に求めた。来賓として招かれた九州支部の佐々木寿久支部長も挨拶した。
24年度の事業経過では、昨年11月に大分県で開催されたJIA建築家大会2024に参加及び協力したことや、今年2月にJIA新人賞受賞者が基調講演を行う設計4団体共催の建築セミナーを開催したことを報告した。
25年度の事業計画に関しては、▽建築家の職能理念に基づいた基準を遵守することにより公益を保護する▽建築家の資質の向上及びその業務の進歩改善を図る▽建築・地域・環境の保全と創造及び建築文化の発展に貢献する―を宮崎地域会の基本方針に掲げ、これに基づく各種事業を展開することを確認した。
具体的には、九州支部大会の宮崎地域会開催に向けた準備や、他団体との交流を目的とした各種セミナーの開催・招待、設計4団体が共催する建築セミナーを計画。定期的な例会や支部内交流の促進等を通じて、組織の増強と活性化を図る。後継者の育成に向けて、デザインレビューへの県内高校生のWEB参加にも取り組む。