建設ネット企画画像 四角 四角

事業量の確保、分離発注など要望 造園緑地協会宮崎支部

           

▲写真は挨拶する馬登支部長、総会の模様

 一般社団法人宮崎県造園緑地協会宮崎支部(馬登誠支部長)は5月15日、宮崎市内で2025年度「第44回通常総会」を開催した。総会では、24年度の事業報告及び決算報告のほか、造園工事の工種拡大や各市町に対する提案・要望、公共奉仕活動等を盛り込んだ25年度事業計画案及び予算案を原案どおり承認した。

 総会で挨拶に立った馬登支部長は、支部活動に対する会員の理解と協力に感謝を示したのち、宮崎市発注の造園工事が激減している現状を踏まえ、市関係当局との意見交換の場で、事業量の確保や大型工事の分離発注等を強く求めたことを説明。「皆さんの力になれるよう、残りの任期を頑張っていきたい」と意気込みを述べた。

 25年度の事業計画では、27年に本県で開催される国スポ・障スポに向けて、施設整備に伴う造園工事の発注増が見込まれる中、関係機関に対して事業量の確保や金額が大きい案件の分離発注を求めるともに、深刻な労働者不足に対応するための市管理物件での除草剤の活用、若年層を対象とした造園業界のPRなどに取り組むとした。

 公共工事事業部会は、造園工事の工種拡大や公共事業に係る樹木・資材等の見積協力、植栽・新種等に関する相談業務、会員からの要請事項に関する調査・研究のほか、各市町に対する提案・要望や意見交換、施工技術研修会の開催に取り組む。

 公益事業部会は、公共奉仕活動や緑化推進事業を展開する。資質向上部会は、各種講習会の企画及び参加、労働災害防止団体等が実施する技能講習への参加、レクリエーション事業、先進地の視察・研修、安全パトロールなどに取り組むとした。