▲写真は挨拶する前畑理事長、式典、表彰式の模様
宮崎県室内装飾事業協同組合(前畑智之理事長)は5月10日、宮崎市内で組合創立50周年を祝う記念式典と祝賀会を開催した。式典には多数の組合員に加え、多くの来賓や関係者が出席。50周年の節目を盛大に祝うとともに、宮崎県室内装飾事業協同組合の更なる飛躍と発展に向けて、参加者が決意を新たにした。
式典で挨拶に立った前畑理事長は、50年の歩みを振り返り、「歴代役員及び会員、関係諸団体の支援と協力により、節目を迎えることができた」と感謝の意を示す一方、激甚化・頻発化する自然災害や戦争・紛争等による世界情勢の変動、業界を取り巻く経営環境に言及し、国内外を問わず、混迷の度合いが深まっていると述べた。
前畑理事長は、こうした厳しい社会情勢の中にあっても、組合員のネットワーク強化と一層の相互理解及び信頼関係の更なる構築を進めるとともに、時代の変化に対応できる力強い組合を目指すため、週休2日をはじめとする働き方改革の推進や賃上げ、処遇改善の取り組みなどを通して、担い手の確保に注力していく考えを示した。
表彰式では、業界の発展に寄与した▽徳留八郎氏(都北支部顧問)▽遠山喜一郎氏(遠山税理士事務所)▽松田義氏(組合初代理事長)▽山口宗良氏(組合第5代理事長)―の4人に感謝状を贈呈。また、組合功労賞と永年勤続賞の各受賞者(後述)に対して、前畑理事長から表彰状と記念品が贈られた。
受賞者を代表して謝辞を述べた徳留氏は、組合の歴史を振り返るとともに、「今回の受賞は生涯の喜び」と挨拶。組合の更なる発展に向けて「互いに顔を合わせ、心を合わせ、力を合わせて邁進してもらいたい」と参加者に呼び掛けた。
出席した多くの来賓を代表して、宮崎県商工観光労働部の児玉浩明部長、宮崎県中小企業団体中央会の野口和彦専務理事、宮崎県議会議員で宮崎県職業能力開発協会の野﨑幸士会長が挨拶。組合の創立50周年を祝い、更なる発展に期待を込めた。
表彰受賞者は次のとおり(敬称略)
▽組合功労表彰=橋口丸夫(橋口室内デザイン)、川池光蔵(えびの装飾)、秦龍郎(ハタ商会)、内八重幸一(エヌ・テー・エスカーテン)、西森幹太(西森室内装飾)、湯地浩利(久保装飾)、大山博史(大山内装)
▽永年勤続表彰=寺坂勝利(インテリアショップナカムラ)、大山譲(ハタ商会)。
■25年度の事業方針など決定
記念式典の開催に先立ち、同日には2025年度の「第52回通常総会」も開催した。総会では、24年度事業活動状況報告及び収支決算書報告、25年度事業計画及び収支予算案などを原案どおり承認した。
25年度の事業方針に「時代の変化に対応した力強い組合づくり」「未来を支える担い手確保」―を掲げ、必要な情報を伝達する仕組みの構築や研修会・意見交換会・懇親会などの開催を通じた組合員のネットワーク強化、施工技能者の確保・育成に取り組みつつ、持続可能な未来に向けた基盤づくりを進めるとした。