▲写真は挨拶する児玉会長、講習会の模様、講師の増山幸衛氏
宮崎県舗装協会(児玉清和会長)は5月9日、宮崎市内で2025年度舗装施工管理技術者資格試験に係る受験準備講習会を開催した。講習会には、今年度の試験を受験する技術者約30人が県内各地から参加し、試験問題の傾向や対策などを熱心に学んだ。
一般社団法人日本道路建設業協会が実施する舗装施工管理技術者資格試験は、舗装工事に関して専門的な知識と高度な能力を有する技術者を認定するもの。24年度試験の合格率は、1級が10.8%、2級が55.6%で、特に1級の資格取得は狭き門となっている。
講習前のガイダンスで挨拶に立った児玉会長は、「働き方改革や入札契約制度の改正などにより、現場を管理・担当する技術者を取り巻く環境は依然として厳しい」と指摘。「高度化・多様化する社会的要請に的確に応えられるよう、資格取得を目指すとともに、今日のプログラムを最後まで乗り切りもらいたい」と受講者に呼び掛けた。
午前中の講習では、一般社団法人道路・舗装技術研究協会の増山幸衛技術担当理事が建設機械や土工作業、道路緑化・道路照明など土木一般に関する解説を行ったほか、アスファルト・セメントコンクリート舗装、アスファルト混合所、再生工法などに関する講習を実施。午後からは、施工計画及び管理、関連法規に加え、過去の出題傾向等を踏まえた択一・応用問題への対策、試験までの学習のポイントを解説した。
25年度の舗装施工管理技術者資格試験は6月22日に全国10会場(九州管内は福岡)で実施する予定。10月22日に合格者を発表する。