▲写真は挨拶する藤元会長、総会、表彰式の模様
東諸地区建設業協会(藤元建二会長)は4月25日、東諸建設会館で2025年度「第76回通常総会」を開催した。総会では、24年度事業報告及び収支決算のほか、25年度事業計画及び収支予算案を原案どおり承認した。
挨拶で藤元会長は、建設業が地域インフラの整備や地域の守り手として欠かせない存在であるとした一方、依然として慢性的な技術者不足や若手入職者の減少、従事者の高齢化などの問題が解消されていないことに言及。
建設業が持続的に発展していくためにも、処遇改善や働き方改革、生産性の向上などを通して、将来を担う若者から選ばれる「魅力ある産業」にしていく必要があると訴えた。
来賓挨拶で宮崎県高岡土木事務所の猪股栄進所長は、会員一同の迅速な災害対応等に感謝の意を示すとともに、県土整備行政に於ける協会との連携の重要性を指摘。25年度の管内事業について説明を行い、各種事業に対する一層の理解と協力を呼び掛けた。
議案審議では、24年度事業報告及び決算報告、剰余金の処分案、25年度事業計画及び予算案について意見を交わし、いずれの議案も原案どおり承認した。
25年度の事業計画では、公共工事箇所の発掘及び継続的拡大、地域企業育成型の充実・拡大、地域企業育成型と指名競争入札の適用範囲の拡大、公共工事の早期発注と平準化発注の促進、防災訓練を通じた災害対応力強化と災害防止対策の推進を図るとした。
また、週休2日制の普及及び情報通信技術への取り組み、会員の加入促進による組織体制の強化、CCUSの完全実施に向けた取り組み、青年部の活性化及び活動支援、業界のイメージアップの推進、各種会議・研修会等の開催に取り組むことを確認した。
総会では表彰式も行い、優良社員表彰を受賞した▽穴井貢氏(藤元建設)▽大野真志氏(前同)▽武田真吾氏(前同)▽松本里美氏(井沢建設)―に対して、藤元会長から表彰状と記念品が贈られた。
同日にはこのほか、土木施工管理技士会東諸支部と東諸建設会館の25年度通常総会も開催。24年度決算や25年度予算案などの各議案を満場一致で承認した。