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強靱化の着実な実施に注力 西都地区建設業協会

                

▲写真は、挨拶する池田会長、総会の模様

 西都地区建設業協会(池田博会長)は4月24日、西都市内で2025年度の「定期総会」を開催した。総会では、24年度事業報告及び収支決算、25年度事業計画及び収支予算案を原案どおり承認した。

 挨拶に立った池田会長は、県及び市の当初予算に於ける建設関連事業費に言及。前年比で同額程度となった市に対しては、新市長の就任を受け、「政策が反映される来年度に向けて、今後も安定した予算の配分及び確保を要望していく」との考え方を示した。

 一方、国土強靱化に関する国の次期5カ年計画の事業規模についても言及。「現行計画と比較して増額となったことは、業界視点では好材料」であるとして、激甚化・頻発化する自然災害による被害の軽減・回避に向けて、インフラ老朽化対策を含めた国土強靭化の着実な推進に、事業者として協力していく考えを示した。

 池田会長を議長に選出して行われた議案審議では、24年度事業報告及び収支決算、25年度事業計画及び収支予算案のほか、西都建設会館に関する事業報告や収支決算、事業計画や収支予算案について審議を行い、各議案を満場一致で承認した。

 協会の25年度の事業計画では、▽各発注機関との積極的な意見交換会の実施▽担い手確保のための出前講座等の展開▽国会議員・県議会議員への業界意見の反映▽秩序ある協会維持に向けた会員相互の協調性の確立▽各種講習会の開催―に取り組むことを確認した。