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課題解決へ各種活動を積極展開 宮崎市塗装業協会

      

▲写真は挨拶する平原会長、表彰式、総会の模様

 宮崎市塗装業協会(平原勝利会長)は4月23日、宮崎市内で2025年度の定時総会を開催した。総会には多数の海尉が出席し、24年度事業経過報告及び収支決算報告、25年度事業計画案及び収支予算案を原案どおり承認。このほか、会員企業を対象とした最優秀技術賞及び最優秀安全賞の表彰式も行った。

 総会で挨拶に立った平原会長は、米国のトランプ関税があらゆる産業に大きな影響を及ぼす中、「建設業界に於いても、物価上昇に伴う賃金の引き上げや資材の高騰、中長期的な担い手の確保・育成など、早期に解決しなければならない課題が山積している」として、課題解決に向けた協会活動に対する理解と協力を呼び掛けた。

 議案審議では、総務、技術・技能、安全環境、普及の各委員会が24年度の活動内容を報告。関係機関との意見交換に加え、技能検定トライアルや職場体験学習「ゆめぱーく」を通じた地域貢献活動、会員企業を対象とした安全衛生大会及び防災訓練の実施、ホームページ等を通じた情報発信などに取り組んだことを説明した。

 一方、25年度の事業計画では、需要開発促進を目的とした宮崎市及び関連機関への広報活動や陳情・要望活動の実施、品質及び技術向上のための各種研修会の開催や講習会への参加、公共施設の塗装奉仕活動、技術指導や安全パトロールに取り組むとした。

 このほか、喫緊の課題である若年者の雇用や人材育成、職業訓練に対する支援に加え、安全・環境対策に係る調査研究、優れた都市景観を形成するための建築構造物の色彩等に関する研修会への参加、会員相互の親睦会の開催等にも取り組む。

 総会冒頭には表彰式も行われ、最優秀技術賞を受賞した緒方塗装と佐藤塗装店、最優秀安全賞を受賞した若松塗装に対して、平原会長から表彰状が贈られた。