▲写真は挨拶する甲斐支部長、青年部の江藤部長、総会の模様
一般社団法人宮崎県建築士会宮崎支部(甲斐江里子支部長)は4月23日、宮崎市内で2025年度の通常総会を開催した。総会では、同支部内の各委員会が24年度の事業経過を報告したほか、会員の資質向上や地域貢献、組織拡大などを盛り込んだ25年度事業計画案及び収支予算案などを原案どおり承認した。
挨拶で甲斐支部長は、各種支部活動に対する会員の理解と協力に感謝の意を示すとともに、今総会に於ける各議案の慎重審議を参加者に呼び掛けた。
議案審議では、24年度の事業経過として、学生を対象とした景観教室の開催や行政の各種審議会への協力、宮崎市社会福祉協議会との協定に基づく防災訓練への参加、工業高校生を対象としたインターンシップの受け入れなどのほか、青年部及び女性部が木組みのジャングルジム「くむんだー」による木育活動を展開したことを報告。
25年度は、会員の資質向上や品位保持のための研修、行政協力をはじめとする地域貢献事業、一般社会に対する建築士のアピール、広報誌を通じた支部活動の積極的な情報発信を行うとともに、会員が親睦を深めながら活動に参加できる環境整備に努めながら、建築士の職能を十分に発揮できる事業に取り組むことを基本方針に掲げた。
これを踏まえた25年度の基本事業として、各委員会を中心に▽会員相互の親睦及び会員拡大▽組織強化及び建築士の職能を活かした地域貢献活動の充実▽技術研鑽のための研修会・講習会・現場見学会等の開催▽会員への広報・情報提供の充実▽青年建築士及び女性建築士の技量向上及び人材育成―などに取り組むことを確認した。
総会ではこのほか、河野通康氏(宮崎市建設部住宅課長)、矢野直樹氏(同公共建築課長)、久保敏典氏(宮崎市都市整備部建築行政課長)、齋藤洋介氏(宮崎市教育委員会学校施設課長)の4人を支部顧問に、元支部長の岩浦厚信氏と野田一孝氏、前支部長の福添勝郎氏を支部相談役に委嘱することを報告した。
■青年部・女性部が事業計画を決定
宮崎県建築士会宮崎支部の青年部(江藤和政部長)と女性部(川口さおり部長)は4月18日、宮崎市内で2025年度の通常総会を開催した。総会では、24年度の事業経過及び収支決算、25年度事業計画案及び収支予算案を原案どおり決定した。
青年部の総会で江藤部長は、昨年度の活動内容を振り返り、「部員増強にも注力しながら、青年部として出来ることをやっていく」と挨拶。来賓として招かれた宮崎支部の甲斐江里子支部長は、支部活動に対する青年部の献身的な取り組みに感謝の意を示した。
青年部の25年度事業計画では、伝統構法を用いた木組みのジャングルジム「くむんだー」による木育活動を中心に、建築セミナーや技術及び知識の向上を目的とした研修会等の開催、SNS等を通じた情報発信、部員間の親睦交流事業などに取り組むとした。
一方、女性部の総会では、25年度の事業計画として、青年部と合同で行う建築セミナーのほか、宮崎支部が担当する宮崎県建築士会女性委員会の「きらら研修会」、全国大会及び九州ブロック大会への参加、親睦会の開催などに取り組むことを確認した。