▲写真は挨拶する木田理事長、講習会、表彰式の模様
西臼杵生コン事業協同組合(木田正美理事長)は4月17日、高千穂建設会館で2025年度「第26回西臼杵生コンクリート運搬技術者講習会」を開催した。講習会には、組合員や高千穂地区建設業協会の会員ら約90人が参加。コンクリートの品質管理や安全対策、交通ルール等について熱心に学んだ。
同組合では、運搬技術に対する従業員の意識向上を図り、より良い品質やマナー、かつ安全運転で納入することを目的に、毎年、運搬技術者講習会を開催している。今年度から、高千穂地区建設業協会の会員企業も協力し、担当職員が講習会に参加した。
主催者挨拶で木田理事長は、生コンの安定供給に向けて、従業員の処遇改善等に組合全社で努めていく考えを示しつつ、「健康第一・安全第一を基本として、今後も無事故で品物を届けて」と参加者に呼びかけた。
西臼杵支庁の押川茂土木次長は、強靭化5か年加速化対策に続く次期計画を視野に、今後、生コン需要が増大するとの見通しを示したうえで、官民一体で強靭な県土づくりに努めていく考えを示した。高千穂地区建設業協会の工藤勝利会長は、現場の主材料である生コンの安定供給や品質確保に向けた真摯な取り組みに謝意を示した。
交通安全講話では、高千穂警察署の富髙健司交通係長が、西臼杵管内の交通事情等を説明し、交通安全テストを実施。
運搬技術者講習では、西臼杵共同生コンの佐藤浩之氏が品質管理、樫本直哉氏が道路交通法や労働安全衛生、マナーについてそれぞれ講話を行い、受講者はメモを取りながら熱心に聞き入っていた。講習後には、運搬技能士試験も行われた。
講習会に合わせて行われた優良従業員表彰式では、西臼杵生コン事業協同組合の馬場誠志氏(西臼杵共同生コン第二工場)と西臼杵ダンプ運送事業協同組合の木下京哉氏(三興運輸)の2人を表彰した。