公募型プロポーザル方式で「宮崎県総合運動公園陸上競技場照明建設事業」の事業者選定手続きを行っていた宮崎県は、受託候補者に三桜電気工業を決定した。照明建設に係る実施設計(電気設備)、電気設備工事、各種申請手続きを一括発注する。契約期間は2025年12月23日まで。税込の契約上限額は2億0700万円。
第81回国民スポーツ大会及び第26回全国障害者スポーツ大会に向けた競技力向上のための強化練習等の拠点施設であり、スポーツランドみやざきの全県展開のための合宿誘致等の重点施設でもある総合運動公園において、既存の陸上競技場に新たに照明を設置することで、施設機能の強化や利用者の利便性の向上を図る。
照明器具はLED投光器を基本とし、高さ20m以上の照明柱6本程度及びスタンド屋根に照明器具14台程度を設置する。平均照度は、陸上トラックで300LX程度、インフィールドで200LX程度を確保する。光源寿命(光束維持率85%)は4万時間以上とする。耐久性、更新性、メンテナンス性、耐塩害性等に配慮する。
プロポーザルでは、県の入札参加資格で電気工事のA級に格付けされている単体企業や特定建設工事共同企業体、設計企業と建設企業で構成するグループを対象に技術提案を求め、照明プランや省エネルギー、地産地消、事業の実施体制・実施計画、概算費用などを評価して、受託候補者を特定した。