▲写真は奉仕活動の模様
一般社団法人日本塗装工業会宮崎県支部(堂地隆一支部長)と宮崎県鋼橋コンクリート構造物塗装協同組合(堂地隆一理事長)は、4月8日と9日の2日間、宮崎県総合運動公園のひなたサンマリンスタジアム宮崎で塗装ボランティア活動を行った。両団体の会員企業から2日間で約70人が参加し、スタンド席の手すりの再塗装に汗を流した。
今回のボランティア活動は、昨年度に支部設立60周年を迎えた日本塗装工業会宮崎県支部の記念事業の一環として、宮崎県鋼橋コンクリート構造物塗装協同組合と合同で企画していたもの。本来は昨年度中に実施する予定だったが、作業実施日と天候不良が重なったことから、今年度に延期して8日と9日に作業を行った。
8日の開会式で挨拶に立った堂地支部長は、こうした経緯や活動の意義を説明するとともに、「私達が有する塗装の技術・技能を活かして、地域に奉仕できることは誇らしいこと」と強調。県内外から多くの人達が訪れるサンマリンスタジアムを綺麗に保つことで、「選手や観客の方々に気持ちよく利用してもらえれば」と述べた。
宮崎県宮崎土木事務所の山下明男所長は、サンマリンスタジアムがプロ野球のキャンプや公式戦、アイドルグループの音楽ライブに活用されるなど、本県を代表する施設であると指摘。「おもてなしの心を持って、手すりの再塗装をしていただくことで、スポーツランドみやざきの知名度アップにも大きく貢献する」と感謝の意を示した。
開会式後には、作業内容や注意事項を確認し、それぞれの持ち場で作業を開始。参加者は、刷毛やローラーを使って、経年により元の塗装が剥がれた手すりの再塗装に心地良い汗を流した。堂地支部長は、職能を活かした地域貢献の重要性を強調するとともに、「メディア等を通じて、広く塗装の魅力を知ってもらいたい」と期待を込めた。
日本塗装工業会宮崎県支部は、今回のサンマリンスタジアムでのボランティアのほか、昨年6月に宮崎市のみやざき臨海公園でトイレ棟の清掃奉仕活動も実施している。