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概算整備費は37.6億 みやざきこどもC基本計画

 宮崎市は、「(仮称)みやざきこどもセンター基本計画」をまとめ、ホームページで公開した。計画では、こども家庭センターや児童相談所(一時保護施設)などの機能を導入する施設の規模を、地上2階建、延床面積約4500㎡と設定。概算施設整備費は約37.6億円を見込む。25年度から設計業務に着手し、29年度の開設を目指す。

 育児や家庭環境の相談に応じる従来の「児童相談所」の機能に加え、家庭での虐待等で保護が必要になった子どもを一時的に預かる「一時保護施設」、全ての妊産婦や子ども、その家庭が安心した生活を継続できるよう、家庭の状況に応じた支援を切れ目なく行う「こども家庭センター」などの機能を集約した施設を整備する。

 建設予定地は、宮崎中央公園の日本庭園部分(宮崎駅東1丁目2番2、敷地面積約6200㎡)。25~26年度に埋蔵文化財調査や整地工事等を実施する。宮崎中央公園に接する敷地南側と東側に緑地を整備し、圧迫感を与えないよう配慮するとともに、敷地西側の樹木や緑地、モニュメント等は、可能な限り現況のまま保全する。

 施設計画に関しては、来所者への配慮や子どもの安全・安心への配慮、施設の効率化・将来性、公園との調和を念頭に、▽市民開放エリア▽相談エリア▽心理エリア▽管理エリア▽一時保護エリア―の各エリアを配置。来所者が訪れやすく、かつ来所者のプライバシーを確保できるよう、機能や諸室の特性に配慮した諸室配置や動線を計画する。

 こうしたエリア構成や現段階の諸室計画をもとに算定した施設の規模を、地上2階建、延床面積約4500㎡と設定。地球温暖化対策推進法に基づく政府実行計画を踏まえ、当該施設に於いても「ZEB Ready」を実現するための検討を基本設計段階で行う。敷地内には、公用車を含め65台程度の駐車場を整備する。

 現時点の概算施設整備費は約37.6億円で、内訳は整地工事費(測量等調査、樹木伐採、造成等)が約2.5億円、基本設計・実施設計が約1.2億円、工事監理・設計意図伝達・工損調査等が約1億円、建設工事費が約32.9億円。これに、電線共同溝の工事費を加算する。事業手法は、設計・施工を分離発注する「従来方式」を採用する。

 施設の開設に向けて、今後、県から移譲される業務の適切な譲受や要保護児童対策地域協議会の拡充、社会的養護の基盤づくり、子どもアドボカシーの保障のための環境整備、ICTの活用、職員の確保・育成、外部委託の範囲などを検討する。

 事業スケジュールによると、24年度に一部着手した建設予定地の整備等を26年度まで行うとともに、25~26年度に埋蔵文化財調査を実施する。同じく25~26年度に基本設計・実施設計、26~28年度に建設工事を行い、29年度の開設を目指す。

基本計画の概要版