▲写真は挨拶する河野理事長、総会の模様
宮崎県板金工業組合（河野清見理事長）は２月１９日、宮崎市内で２０２４年度「第６０回通常総会」を開催した。総会には多数の組合員が出席し、２４年度の事業経過及び収支決算書、２５年度の事業計画案及び収支予算案などを原案どおり承認。任期満了に伴う役員改選では、河野清見氏を理事長に再選した。
挨拶で河野理事長は、組合員各位の日頃の協力に感謝の意を示す一方、エネルギーや原材料等の価格高騰、人件費及び物流費の値上げに言及。「この状況に立ち向かい、共に手を取り合って、苦難の道を乗り越える」と意気込むとともに、組織として今まで以上の経営改善と合理化に努めることを報告した。
２５年度の事業方針に関しては、業況が厳しい中でも、横の繋がりを大切にし、行政・諸団体等との融合を図りつつ、保証書の発行や団体保険の加入促進、組織の拡大、後継者の育成指導等に取り組み、業績の向上を目指すことを確認した。
具体的には、関係行政の施策及び業界の動向に関する情報収集や提供、基幹技能者及び後継者の育成に向けた講習会の開催、施工技術向上のための研修・研究等の実施、責任施工保証制度の推進、労働時間短縮の推進及び労働災害防止対策の徹底、組合指定商品及び地元商社の優先活用、福利厚生事業、地域ボランティア活動等に取り組む。
当日はこのほか、多数の来賓を招いて組合功労者表彰が行われ、組合事業に多大な貢献があった濱田賢氏（濱田板金）と小並薫氏（株式会社シートメタルヒラカタ）に対して、河野理事長から表彰状が授与された。濱田氏は、「今回の受賞を契機に、今後も組合員の一員として全力を尽くしていく」と謝辞を述べた。
＊新役員は次の通り（敬称略）
▽理事長＝河野清見（河野板金工業）
▽副理事長＝小並薫（シートメタルヒラカタ）、鎌田明彦（日成金属工業）
▽専務理事＝村山浩（村山建築板金工業）
▽理事＝野口英幸（野口工業）、川畑忠行（川畑板金）、今村浩一（今村板金）、石井吏（石井板金工業）、山名勝（山名板金工作所）、月岡正徳（月岡板金工業所）、緒方伸彦（アート板金工業）、谷中一也（谷中板金工業）、黒木晃（黒木板金）、兒玉展明（コダマ）、金丸博一（金丸板金工業）
▽監事＝江口宗利（江口板金工業）、河野順治（河野金属工作所）、中薗憲昭（中薗板金工業）。