高千穂地区建設産業団体連合会と宮崎県、高千穂町、日之影町、五ヶ瀬町が主催する「土木の日ふれあい祭り2025」が、11月29日に高千穂町コミュニティセンター裏駐車場及び自然休養村管理センターで行われた。多数の親子連れが来場し、建機の試乗や土木にちなんだイベントに挑戦するなど、親子で土木とふれあった。
社会資本整備の重要性を再認識するとともに、土木技術及び土木事業に対する理解を深めてもらうため、11月18日の「土木の日」に合わせて、全国各地で土木に関するイベントが催されている。今回の「土木の日ふれあい祭り」は、地域の安全・安心で快適な生活に重要な役割りを果たす「土木」に親しんでもらおうと開催した。
体験コーナーでは、ドローンの飛行実演や高所作業車への乗車体験、レンガを使ったアーチ橋造り、バックホウによる模型の魚釣り体験に子ども達が挑戦。モルタルを使った手形の作成体験やモザイクタイルの貼付体験、ミニユンボでのお菓子すくいなど、盛りだくさんのイベント内容に、各所で子ども達から大きな歓声が上がっていた。
会場ではこのほか、バックホウやダンプカー、スカイマスタ―、クレーン車等の展示・試乗体験も実施。現場写真の展示や塗り絵体験、防災を学ぶポケドボカードゲームも行われ、親子で楽しみながら土木を学んだ。当日には、竹田五ヶ瀬線波帰之瀬工区(仮称)波帰之瀬橋橋梁下部工工事の現場見学会も行われた。
高千穂地区建設産業団体連合会の工藤勝利会長は、「子ども達に土木への興味を持ってもらい、将来的な担い手の確保・育成に繋がれば」と期待を込めた。
イベントには、稲尾リース高千穂営業所、キング高千穂営業所、コマツレンタル宮崎高千穂店、西臼杵生コン事業協同組合、県北地区土木コンクリート事業協同組合、宮崎県測量設計業協会西臼杵支部、宮崎県クレーン協会、西臼杵ダンプ運送事業協同組合、宮崎県建築士会高千穂支部、高千穂地区建設業協会、高千穂地区建設業協会青年部の11企業・団体が協賛した。