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住まいの相談や木育イベント 宮崎市で住まいるメッセ

      
▲イベントの模様

 宮崎県と県内の建築関係団体や不動産関係団体等で組織する宮崎県住生活協議会は、11月29日に宮崎市の大型商業施設で住まいに関するイベント「住まい・る・メッセ」を開催した。会場内に設けられた無料相談窓口や情報提供コーナーに多数の買い物客らが訪れるなど、住まいの安全やリフォームに対する関心の高さがうかがえた。

 住まいに関する相談コーナーでは、一般社団法人宮崎県建築士事務所協会の会員らが、住宅の新築・住み替え・空き家問題等のほか、耐震診断やリフォームに関する来場者の相談に丁寧に対応。情報コーナーには、木造住宅の耐震診断・改修に係る補助制度のほか、ブロック塀の除去及び建て替えに関する補助制度をパネルで紹介した。

 一般社団法人宮崎県建築士会宮崎支部の青年部と女性部は、児童を対象とした木育イベント「くむんだー」を開催。子どもたちが縦横に組んだ柱と横材に木づちを使ってくさびを打ち込み、1時間程度で高さ約2mの5段組みのジャングルジムを完成させた。せんぐ撒きで完成を祝い、しばらく遊んだ後に、全員でこれを解体した。

 一般社団法人宮崎地区建築業協会は、のこぎりで丸太を切って、切った丸太に絵を描いてオリジナルのコースターを製作する子ども向けの体験コーナーを設置。宮崎県しろあり対策協会は、シロアリによる住宅の被害状況を写真で紹介し、九州電力株式会社宮崎支店は、電気自動車から電気製品へ電気を供給するブースを出展した。

 宮崎県建築士会宮崎支部青年部の江藤和政部長は、「イベントを通じて木の温もりやものづくりの楽しさを子ども達に知ってもらえれば」と話した。