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労災防止へ合同パトロールを実施 延岡地区建設業協会

            

▲写真はパトロールの模様

 延岡地区建設業協会(木村健一会長)は12月19日、延岡労働基準監督署と合同で、管内工事現場の安全パトロールを実施した。安全指導委員や労働基準監督署の職員ら10人が稼働中の建設現場を訪ね、安全衛生管理体制を細かくチェックした。

 協会では年に6回、このうち8月と12月は延岡労働基準監督署と合同で、会員企業の現場を対象とした安全パトロールを実施している。

 出発式で延岡地区建設業協会の中川真一事務局長は、「年末年始には労働災害が起こりやすくなる。今回のパトロールで細部まで見ていただき、労働災害の減少や会員の安全意識の高揚に繋がれば」と期待を込めた。

 延岡労働基準監督署安全衛生課の三浦義雄課長は、管内の労働災害発生状況を報告するとともに、死亡災害が多発している林業現場での災害防止対策を説明。建設現場でも関連する部分に於いて、こうした対策を参考にしてもらうよう呼び掛けた。

 パトロールは、管内の8現場を2つの班に分かれて巡回。延岡市大貫町の道路改良工事の現場では、現場代理人らに作業内容や作業場の掲示物等を尋ねながら、▽建設機械▽掘削・土止め支保工▽コンクリート打設▽環境対策―などを確認した。

 パトロール終了後には結果報告会を開催し、各現場の安全衛生管理体制について報告した。三浦課長は、「報告会で寄せられた意見を他の現場でも共有し、安全・安心な現場の構築に役立ててもらえれば」と期待を込めた。