公募型プロポーザル方式で「宮崎西警察署(仮称)庁舎建設に係る設計業務」の事業者選定手続きを進めていた宮崎県警察本部は、最優秀者に選定した安井・益田設計業務共同企業体と2億4900万円で随意契約を締結した。契約日は10月16日。予定価格は2億5002万9000円だった。金額は税抜。
経年劣化が進む高岡警察署と交通機動隊等が入居する一ツ葉庁舎を統合した宮崎西警察署(仮称)を、利便性が高く、十分な敷地を確保できる国富町運動公園内に整備する計画。当該業務では、新庁舎の建設に係る基本設計及び実施設計を委託する。履行期間は2027年2月26日まで。
新庁舎の規模は、本庁舎がRC造5階建延べ約5700㎡、附属棟がS造2階建延べ約2300㎡を想定。本庁舎には、1階と2階に警察署(窓口担当課、警務課、署長室等)、3階と4階に留置施設及び取調室、5階に交機隊及び自動車警ら隊を配置する。附属棟には、1階に車庫と霊安室、2階に道場と倉庫等を設ける。
現時点に於ける概算整備事業費は、約65億8000万円で、内訳は工事費が約55億5000万円、設計等委託費が約6億2000万円、用地取得費が約2億9000万円、備品等購入費が約1億2000万円。25~26年度に基本・実施設計、27~28年度に建設工事を行い、29年3月の施設完成を目指す。