建設ネット企画画像 四角 四角

災害対策支援、宮崎市に簡易トイレ寄贈 クラフティア

      

▲写真は贈呈式の模様、sonae~備絵~

 九電工から社名変更した株式会社クラフティア宮崎支店(山﨑明理事支店長)は、地域社会貢献を目的とした「さわやかコミュニティ旬間」の活動の一環として、災害時等に活用できる簡易トイレを宮崎市に寄贈した。11月5日に宮崎市役所で贈呈式を行い、山﨑理事支店長が永山英也副市長に寄贈品の目録を手渡した。

 クラフティアグループは、毎年10月の「さわやかコミュニティ旬間」に合わせて地域社会貢献活動を展開。今回は、各地で頻発する自然災害への対策支援として、株式会社ドリームホールディングス(福岡県福岡市)が販売するインテリアアートと防災が融合した災害時用の「簡易トイレsonae~備絵~」20箱を寄贈した。

 sonae~備絵~は、コンパクトな収納でありながら、壁に飾るアートとしても楽しむことができ、「日常に溶け込む災害時の備えアート」として注目を集めている。内部には、簡易トイレキット30回分を収納。付属の袋をトイレにセットし、使用後に凝固剤を入れて、袋の口を結び、可燃ごみとして袋のまま捨てることができる。

 5日に市役所で行われた贈呈式には、宮崎支店の山﨑理事支店長や有田敬太郎営業部長、森拓総務部長ら4人が出席。山﨑理事支店長は、寄贈品が「地域の手助けになれば」と述べ、「引き続き、地域社会に貢献していきたい」と意気込みを語った。

 これに対して永山副市長は、南海トラフ地震や激甚化する台風被害などの脅威に言及。避難所での簡易トイレの重要性を強調するとともに、「災害発生時に於ける市民の安心・安全の確保のため、有効活用していきたい」と感謝の意を示した。

 今回寄贈した「簡易トイレsonae~備絵~」は、各地区の交流センターなどに展示し、有事の際には避難者に活用してもらう予定でいる。