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鉄筋組合・山路理事長が講演 社会福祉功労者表彰式

          

▲写真は山路理事長、講演会の模様

 宮崎県鉄筋業組合の山路修理事長(有限会社山路鉄筋工業)は、10月17日に都城市総合文化ホールで行われた都城市社会福祉功労者表彰式で講演を行った。講演で山路理事長は、「自助・共助・公助で支える子育て」をテーマに、互いが協力し合うこと、自分から積極的に行動することの重要性を説いた。

 講演は、鉄筋業組合や山路理事長が掲げる「人と地域の絆を大切にする」という理念のもと、山路理事長個人としても様々な活動を続けていたところ、同氏のこれまでの活動に感銘を受けた社会福祉法人都城市社会福祉協議会からの依頼を受けて実現したもの。

 山路理事長は、人と人、人と企業、企業と企業における本質的な関係性が時代を追うごとに単調かつ希薄になってきていると指摘。そのうえで、保存会の副理事長を務める「おかげ祭り」の活動を例に、それぞれが一致団結して緊密な連携を取りながら、知恵や労力を惜しまなかったことが「おかげ祭り」の復興と繁栄に繋がったと述べた。

 また、自身の経験を交えながら、自助・共助・公助の考え方についても言及。どのようなことでも、まず自分自身が誠心誠意活動しなければ人からの協力は貰えず、協力者が少なければ、自治体や企業を動かすこともできないとして、自らが積極的に行動することが大きな力を生み、それが結果的に社会全体の発展に繋がるとした。

 山路理事長は、商売用語の「三方よし」を引用し、組合や会社もこの理念をもとに発展してきたと強調。「三方よし」が児童教育の現場でも同じとの考えを示し、「生徒・先生・学校」の全てが心地よい学校生活を送るためにも、「人のために何ができるか」を念頭に置き、互いを尊重しつつ、協力していくことが重要と話した。