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学校施設の点検・清掃に汗 宮崎県防水工事業協同組合

      

▲写真は作業の模様

 宮崎県防水工事業協同組合(平木泰英代表理事)は10月14日、宮崎市立木花小学校で2025年度の奉仕活動を行った。今年度の活動には、会員企業から約50人が参加。子ども達の学びの場であると同時に、災害発生時には地域の避難場所となる学校施設の点検・清掃作業に、早朝から心地良い汗を流した。

 地域社会に融和し、愛される組合であり続けるため、同組合では各地で地域貢献活動を展開し、宮崎県などと災害時の応急対策等に係る防災協定も締結。こうした地域貢献活動の一環として、1997年から公共施設の点検・清掃作業を実施している。

 作業当日、同校で行われた開始式で平木代表理事は、当日が二学期制の秋休み最終日であり、週末には運動会が予定されていることを説明。「生徒や保護者の方々に喜んでもらえるよう、日頃の業務で培った技能を存分に発揮し、安全第一で良い仕事をして、皆で力を合わせて校内を綺麗にしよう」と参加者に呼び掛けた。

 組合の顧問を務める宮崎県議会の野﨑幸士議員は、南海トラフ巨大地震をはじめとする災害への備えを進める中で、子ども達が学び、地域住民が集う場を安全に保つことは重要として、活動の意義を強調した。木花小の平山十四郎校長は、「明日から登校する子ども達も、綺麗になった学校を見てびっくりすると思う」と述べた。

 開始式後には、事前に学校と打ち合わせを行っていた担当者が作業内容や注意事項を説明し、各自の持ち場に別れて作業を開始。構内の側溝に堆積した土砂をスコップで除去するとともに、亀が生息している池の清掃や樹木の剪定、建物屋上のドレン周辺に生えた雑草や土砂等の除去、体育館入り口の庇の高圧洗浄などを行った。

 このほか、チェックリストに基づく施設の点検・調査も行い、不具合箇所を市に報告する。

 参加企業は次のとおり(順不同)▽アイワ工業▽エイエフ工業▽さつき工業▽三愛工業▽三紘▽新和工業▽スイケン▽タイヨー▽ヒダカシーリング▽ファステム▽双葉工業▽増田工業▽宮崎シーリング▽宮崎日光工業▽ムトウ工業▽ヤマシタ防水▽やまだ防水工業▽エフ・ティ・エス▽スギタ▽ニシイ▽福田商事▽コニシ。