▲写真は作業の模様
一般社団法人宮崎県法面保護協会(河野裕介会長)は1月24日、宮崎県総合運動公園のひなたサンマリンスタジアム宮崎で、2024年度のボランティア活動を実施した。プロ野球チームがキャンプに訪れる球場を選手や観客に気持ち良く使ってもらおうと、会員企業の職員ら約90人が参加して、施設の清掃作業に汗を流した。
宮崎県法面保護協会では、1997年の社団法人化を契機に、公益団体としての社会的責任を果たす観点から、地域貢献活動を積極的に展開している。これまでに、養護学校の図書購入費助成や福祉関係団体への寄付、公共施設の清掃作業などに取り組んでおり、サンマリンスタジアムの清掃作業は今年で14回目を数える。
作業当日、開始式で挨拶に立った西條隆雄副会長は、会として様々な地域貢献活動に取り組んでおり、サンマリンスタジアムの清掃は、その中でも特に協会として力を入れている事業であると強調。長年取り組んできた活動が、会員や関係者の協力のもと、今年も実施できたことに感謝の意を示した。
続けて、同球場が毎年行われるキャンプをはじめ、大きな話題となったひなたフェスやWBCのキャンプを通じて、多くの人々に認知される場所となっている点に着目。今後も多くの観光客やスポーツ選手、報道陣の来県が予測される中、「宮崎の球場は美しい」と思ってもらえるよう、「安全第一でしっかりと清掃を行って」と述べた。
宮崎県宮崎土木事務所の否笠友紀所長は、長きにわたる活動に感謝の意を示すとともに、頻発化・激甚化する自然災害への対応も含めて、更なる支援と協力を求めた。施設を管理する宮崎県スポーツ施設協会の萩尾英司事務局長(代読=結城宗之氏)は、協会員の理解と協力を得ながら、安全・安心に利用してもらえる施設を目指すとした。
中川靖浩理事が作業内容や注意事項を説明し、参加者は各自の持ち場で作業を開始。高所作業車を使用して、梁上部に散乱した鳩糞の除去やバードレスマットのメンテナンスを行ったほか、スタンド内の客席の拭き上げ、通路の清掃、記者室の窓拭きに協力しながら取り組んだ。作業終了後には、球場内は見違えるように綺麗になった。