延岡市は、「旧北川町塵芥処理場解体事業」「橋梁長寿命化修繕事業(下赤橋)」「若葉地区雨水枝線工事」の計画案をホームページなどで公開し、市内居住者等を対象に、これらに対する意見を募集する。募集期限はいずれも2月6日。
このうち、旧北川町塵芥処理場解体事業は、1998年に稼働を停止し、不用となった旧北川町塵芥処理場の建屋及び煙突等の解体撤去を実施するもの。解体後のスペースは、現在のごみ収集中継基地の車両用車庫及び作業スペースとして利用する。
対象施設は、工場棟が鉄骨ALC造+RC造、煙突が高さ30m、建築面積は150㎡。付属施設として、ストックヤードや車庫、事務所がある。
事業予算は2億4300万円程度を予定。内訳は、本工事が約1億2000万円、共通仮設費が約2000万円、現場管理費約3200万円、 一般管理費が約3000万円、消費税等が2000万円、その他物価上昇経費等が約2100万円。
また、北川に架かる延岡市北川町下赤地区の下赤橋(橋長73.2m、幅員5.1m、鋼単純トラスRCT桁)に関しては、過年度に実施した橋梁点検で、塗装や橋脚の劣化等が確認されたため、予防保全の観点から、修繕工事を実施する。
主な修繕内容は、▽塗装塗替A=952㎡▽コンクリート断面修復N=1式▽排水管取替N=1式▽PCB処理N=1式―で、全体事業費は約1億4000万円。2025年度に修繕工事を行うが、渇水期での施工が必要なため、次年度に繰り越す可能性がある。
一方、若葉地区の雨水枝線に関しては、既設管の経年劣化が著しく、クラックや管ずれが生じているため、25~26年度に新たにバイパス管の整備を行う。既設管については、バイパス管整備後の27年度にモルタル等の充填材を注入して閉塞する。
全体計画は、バイパス管整備が▽ヒューム管布設工φ600㎜(開削工法)47.8m▽同(推進工法)117.0m▽ヒューム管布設工φ800㎜(推進工法)68.0m▽立杭(φ2500㎜)6箇所▽マンホール(φ1200㎜)4基―、既設ヒューム管(φ600㎜)充填工がL=203.0m。全体事業費は2億5400万円。