▲写真は挨拶する甲斐支部長、西本支部長、宮崎支部の年始会の模様
一般社団法人宮崎県建築士会宮崎支部(甲斐江里子支部長)は1月8日、宮崎市内で2025年の「年始会」を開催した。正会員や賛助会員、官庁の建設関連職員らが一堂に会し、年始の挨拶を交わしつつ、互いの交流を深めた。
挨拶で甲斐支部長は、昨年を振り返り、能登半島で立て続けに発生した地震や豪雨災害、宮崎県で発生した災害に言及。地球温暖化やその他諸々の影響で災害が激甚化してきていると指摘した。こうした中で、建築業界の役割が多様化かつ高度化しているとして、新設だけでなく、改修や復旧にも注力する必要性を訴えた。
一方で、減少傾向が続く建築士人口の解消に向けた取り組みとして、青年部が中心となって展開している児童向けの木育活動を紹介。力を合わせて何かを成し遂げる重要性や建築士の役割などを広く発信し、若い層への呼びかけを継続して行うことで、技術者の増加に繋げていきたいと意気込みを語った。
甲斐支部長は、「建築業界をともに盛り立てていくためにも、後進の育成は必要不可欠。様々な活動を通じて、芽を出しつつある若い力を育てていくことで、建築士会の更なる発展に繋げていきたい」と述べ、挨拶を締め括った。
来賓を代表して、宮崎市の清山知憲市長(代読=帖佐伸一副市長)、国富町の日高利夫町長、綾町の松本俊二町長らが挨拶。代表者による鏡割りが行われ、宮崎県県土整備部の中原学次長が乾杯の音頭を取り、祝宴に入った。参加者は歓談を交えながら、新年の挨拶を交わすなどして、会場は盛り上がりをみせた。
■延岡支部が新年交礼会
一般社団法人宮崎県建築士会延岡支部(西本幸則支部長)は1月6日、延岡市内で2025年の「新年交礼会」を開催した。交礼会には、来賓や支部会員など約150人の業界関係者が参集し、新しい年の始まりを祝いつつ、互いに新年の挨拶を交わした。
挨拶で西本支部長は、支部活動として耐震相談や花火大会の会場設営協力、木育イベント及び木工教室、アースデイや住まいづくりin延岡への参加、脱炭素型建築に向けた講演会、会員一同でのボランティア活動などを行っていることを紹介。
西本支部長は、市民のための活動を継続する考えを示すとともに、「地域貢献活動をはじめ、公益的な活動を増やして、まちづくりに向けた更なる活動と組織の充実を図っていきたい」と意気込みを述べた。
多くの来賓を代表して、延岡市の読谷山洋司市長と早瀬賢一市議会議長が祝辞を述べた。来賓及び特別会員の紹介、建築士試験に合格した会員の紹介が行われたのち、延岡管工事協同組合の長友賢二理事長の乾杯の音頭で祝宴に入った。
会場は多数の業界人で賑わい、各テーブルで名刺交換や新年の挨拶が交わされる中、抽選会等のイベントも行われた。