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チルトローテーター紹介、高校生招き見学会 旭建設

      

▲写真は見学会の模様

 日向市の旭建設株式会社(黒木繁人代表取締役)は9月5日、五ヶ瀬町内で同社が施工する九州中央自動車道の改良工事の現場で、県立延岡工業高等学校の土木科1年生を対象とした現場見学会を開催した。県内開催の見学会で初めて、バケットが360度回転するチルトローテーターバックホウを紹介し、生徒から驚きの声が上がった。

 見学会は、同社が施工する「宮崎218号室野地区改良工事」の現場で開催。座学では、国土交通省九州地方整備局延岡河川国道事務所の建設監督官が発注者として、九州中央自動車道の事業概要や整備状況、開通に伴うストック効果などを説明した。

 また、同現場の監理技術者を務める河野義博土木部長は、建設現場に於けるICTの取り組みを紹介。様々な最新技術を活用することで省人化・省力化を図り、現場の安全性や施工性の向上に繋げていることや、広範囲の施工、オペレーターの作業負担軽減、作業時間の短縮といったチルトローテーターバックホウのメリットを紹介した。

 現場見学では、停止状態の建機4台に生徒がそれぞれ試乗するとともに、チルトローテーターバックホウが実際に稼働する模様を見学。山間部の工事では、山を一部切り拓いて、道路を築造する必要があることから、造園業者による倒木作業の模様も見学した。

 河野部長は、当該現場に従事する技術者が、いずれも同校土木科のOBであることを踏まえ、「先輩が社会人として働く姿を実際に見学することで、自身の将来のビジョンを掴んでもらいたい。土木の魅力や楽しさを学び、是非『土木の道』に進んでもらえれば」と期待を込めた。

 ※写真は旭建設提供