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前田建設工業JVと契約 新田原最適化技術協力

 公募型プロポーザル方式で「新田原(6)施設最適化総合設計に係る技術協力業務」の事業者選定手続きを進めていた熊本防衛支局は、前田建設工業・坂下組・志多組・増田工務店で構成する最適化事業建設共同企業体と随意契約を締結した。契約日は8月6日で、税抜の契約金額は3600万円。履行期間は2029年3月15日まで。

 自衛隊施設の最適化事業として、別途発注した「新田原(6)施設最適化総合設計」に係る技術協力を行うもの。設計段階から建設会社の技術力を設計内容に反映させることで、コスト縮減や工期短縮を図る。最適化総合設計は、西日本技術開発を代表企業とする共同体と5月31日付で随意契約(18億8200万円、税抜)を締結している。

 当該業務では、技術協力業務の契約締結後、発注者と契約の相手方との間で締結する基本協定に基づき、価格等の交渉を行い、交渉が成立した場合に建設工事の契約を締結する。

 技術協力の対象施設は、建替が▽格納庫=2階建延べ約1900㎡、平屋建延べ約3500㎡▽電子整備場=平屋建延べ約1300㎡▽整備格納庫=平屋建延べ約1700㎡、平屋建延べ約1300㎡、平屋建延べ約8600㎡、平屋建延べ約1200㎡▽整備場=平屋建延べ約2300㎡▽隊舎=4階建延べ約3100㎡▽体育館=2階建延べ約4600㎡―と、これ以外の1000㎡未満の建物74棟(合計約8800㎡)。

 また、改修が▽厚生センター=2階建延べ約1100㎡▽隊舎=2階建延べ約1100㎡、3階建延べ約2300㎡、3階建延べ約2000㎡、4階建延べ約4200㎡、4階建延べ約4700㎡▽庁舎=3階建延べ約2000㎡、3階建延べ約2000㎡、3階建延べ約6600㎡▽整備工場=2階建延べ約2400㎡▽医務室=2階建延べ約1300㎡▽整備場=2階建延べ約2000㎡▽局舎=3階建延べ約1300㎡▽倉庫=平屋建延べ約1400㎡―と、これ以外の1000㎡未満の建物62棟(合計約9200㎡)。

 また、仮設や建物付帯、解体、基地内幹線ユーティリティの総合設計に係る技術協力も行う。

 熊本防衛支局はこのほか、公募型プロポーザルで事業者を選定していた健軍及び鹿屋の施設最適化総合設計に係る技術協力業務の随意契約も締結した。健軍は大成建設・三津野建設・吉永産業・新規建設・秀拓・前田産業の建設共同企業体、鹿屋はフジタ・植村・豊明・山佐の建設共同企業体がそれぞれ担当する。