日南市は８月９日、条件付一般競争で「（仮称）南郷複合施設中央町団地整備事業Ａ棟建設建築主体工事」の入札を執行し、青山・大日建設工事共同企業体が８億６４００万円で落札した。旧南郷町総合支所の跡地に建設する複合施設に関して、住宅Ａ棟の建設に係る建築主体工事を施工する。工期は９月４日から２０２６年１月３０日まで。
南郷町総合支所跡地（南郷町南町）に、行政機能や居住機能を有し、市民サービスの拠点となる複合施設を整備する計画。居住機能は、建物や設備の老朽化が課題となっている栄松Ａ団地の移転建替と位置付け、住宅Ａ棟（ＲＣ造６階建延べ２０８７㎡）、住宅Ｂ棟（ＲＣ造７階建延べ２７４８㎡程度）をそれぞれ整備する。
一方、行政機能に関しては、敷地南側の消防署南郷出張所に隣接して、ＲＣ造２階建延べ９２０㎡の庁舎棟を整備する。概算事業費は約３４億円（庁舎棟約７億円、住宅棟約２７億円）。住宅Ａ棟を先行整備し、これと並行して２５年３月～２６年２月に庁舎棟建設工事、２６年７月～２７年１２月に住宅Ｂ棟建設工事を行う予定でいる。
入札の参加業者は、青山・大日建設工事共同企業体、中幸・由良建設工事共同企業体、竹井・一政・徳井建設工事共同企業体の３者。税抜の公表価格は８億６６６０万円だった。
なお、Ａ棟建設に係る電気設備工事及び機械設備工事に関しては、各工事のＡ級に格付けされている単体企業を対象に、７月２５日付で条件付一般競争入札を公告し、８月２３日に開札している。