▲写真は授与式の模様
仕事と生活の調和の実現に向けた職場環境づくりに積極的に取り組む企業等を認証する「ひなたの極(きわみ)」認証制度で、宮崎県は新たに▽有限会社東栄空調(門川町)▽株式会社クリエート(前同)▽有限会社鉱脈社(宮崎市)―の3者を認定し、7月30日に認証書を授与した。今回を含めて認証企業は68者となった。
2018年に創設した「ひなたの極」認証制度は、仕事と家庭の両立に向けた職場環境づくりに関して、特に優れた成果が認められる企業等を認証するもの。認証されるためには、働き方(休み方)の見直しや休業制度等の実績、仕事と子育てに関する一般事業主行動計画の策定など、県が定める審査項目を一定数満たす必要がある。
空調設備に係る配管工事の設計・施工や各種配管工事を手掛ける東栄空調(東郷浩二代表取締役)は、10年ほど前から社員の待遇改善に取り組み、2020年には全社員の有給休暇を、勤務年数等にかかわらず一律20日に変更。半日単位や時間単位での取得も有効活用し、年次有給休暇取得率は毎年80%を超えている。
授与式で河野知事は、「認証を取得するために、様々な努力や改善の取り組みをされたことは素晴らしいこと。社員の方々のモチベーションにも繋がり、会社の働きやすさを対外的にも発信できる」として、「これからも努力をしていただき、他の企業のモデルとなる職場づくりを進めていただきたい」と期待を込めた。
東栄空調の東郷社長は、引き続き、社員へのアンケートや面談等を通じて、社員が求める待遇改善に向けた取り組みを模索するとともに、業界全体で週休2日等の取り組みが加速する中、「さらにその先をいく取り組みを進めていきたい」と意気込みを語った。