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都城島津邸で清掃美化活動 屋根工事組合連合会青年部

      

▲写真は活動の模様

 宮崎県屋根工事組合連合会の青年部(東郷和利部長)は、8月8日の「屋根の日」に合わせて、都城島津邸で2024年度のボランティア活動を行った。早朝から県内各地の青年部員約20人が現地に集合し、屋根の点検や通路の清掃等に心地良い汗を流した。

 青年部のボランティアは、住宅関係者や消費者に瓦屋根の重要性を再認識してもらう「屋根の日」に合わせて、全国組織の一般社団法人全日本瓦工事業連盟に所属する各地の青年部が一斉に行っている地域貢献活動の一つとして実施したもの。過去には、宮崎市の佐土原歴史資料館や日南市の飫肥城でも活動を行った。

 開始式で挨拶に立った宮崎県屋根工事組合連合会の中村和裕理事長は、ボランティア活動や学生向けの出前授業など、青年部が大きな役割を果たしていることを踏まえつつ、地道な活動の積み重ねが、業界の更なる発展やPRに繋がるとして、「一人ひとりの力を合わせて、業界を良くしていこう」と部員に呼び掛けた。

 作業では、「美しい日本の瓦屋根」などと書かれたのぼり旗を敷地内に設置して、瓦屋根の魅力を広くPRしながら、既存施設の屋根の点検作業を実施。また、のりが付着して雨天時に滑りやすくなっていた石畳をデッキでこすり、高圧洗浄機で汚れを綺麗に洗い流したほか、ほうきを使って落葉等を丁寧に除去した。

 青年部の東郷部長は、「活動を通じて、瓦屋根の魅力や業界を広くPRするとともに、部員間の交流を深める機会にもしたい。また、様々な地域で活動を行うことで、その地域と繋がるきっかけになれば」と期待を込めた。