▲写真は挨拶する園田前理事長、総会の模様
宮崎県鋼橋コンクリート構造物塗装協同組合(園田龍男理事長)は7月29日、宮崎市内で2024年度の「第17回通常総会」を開催した。総会では、23年度の事業報告及び収支決算報告(監査報告)、24年度事業計画案及び収支予算案を原案どおり承認。任期満了に伴う役員改選では、新たな理事長に堂地隆一氏を選出した。
挨拶で園田理事長は、昨今の資材及び労務費の上昇や今年4月から建設業にも適用された時間外労働の上限規制を踏まえ、「業界を取り巻く経営環境がますます厳しくなっている」として、「互いに情報を共有して乗り切っていきたい」と述べた。
一方で、頻発化・激甚化する自然災害に伴い、本県でも過年発生の災害復旧が完了していないことから、国土強靱化施策の更なる推進や関連工事の積極的な発注を求めていく必要があると指摘。組合員が扱う専門職の強い工事は、社会的な認知度を高める機会にもなり得るとして、「皆さんと一丸となって取り組んでいきたい」とした。
24年度の事業方針に関しては、既存塗膜に含有する鉛やPCB等の有害物質に関する専門的な知識、関連法規等の更なる習得を図るとともに、発注計画前の含有塗膜の事前調査、工事発注に伴う設計・積算・見積り等に積極的に関与し、適切な発注内容になるようサポートすることなどを掲げた。
また、技術研修や安全講習等を企画・開催することで、組合の社会的認知度の向上を目指すとともに、発注者とのコミュニケーションを図り、成果物の品質向上や適切な工期の確保等に努める。最新の情報をいち早く組合員に提供できる体制づくりにも努める。
*新役員は次のとおり(敬称略)
▽理事長=堂地隆一(佐藤塗装店)
▽副理事長=稲田健(花菱塗装技研工業)
▽理事=平原勝利(ヒラハラテクノ)、吉川慎一郎(吉川塗装)、園田功一朗(森塗装)、秦新次郎(岡本塗装店)
▽監査=緒方克則(緒方塗装)