▲写真は大会の模様
株式会社竹中工務店と宮崎地区安全衛生協議会、九州支店安全衛生協力会宮崎支部は７月２日、宮崎市内で２０２４年度の「宮崎地区安全大会」を開催した。大会は、九州支店調達部長の立山恵朋氏を来賓に迎え、同社や協議会及び協力会から多数が参加。更なる安全意識の高揚を図り、無事故・無災害の達成に邁進することを誓った。
協議会の原田隆徳委員長は、社長メッセージや九州支店長メッセージ、宮崎労働基準監督署長のメッセージを紹介しながら、一昨年には同社が施工する国内工事で死亡災害ゼロ、昨年には海外工事を含めて死亡災害ゼロを達成したことを報告。
労働災害の防止に向けて、作業員一人ひとりが異なる経験や知識、身体能力を持つことを前提に、職長から繰り返し具体的な作業手順の指示や対話、安全教育を継続することが重要になるとして、安全リスクアセスメントを踏まえた現地手順書の作成や現地周知会の実施、現地現物で行うリスクアセスメント危険予知活動の徹底を求めた。
安全表彰では、九州支店安全衛生管理委員長表彰を受賞した茶木秀樹氏（森硝子店）、同じく安全衛生協力会長賞を受賞した津路高史氏（九電工（明光社））と吉光孝太氏（新日本空調）、宮崎地区安全衛生協議会委員長賞を受賞した▽日高伸一氏（くちき）▽長友誠氏（宮崎ケミカル）▽三浦雄気氏（九電工）▽鎌田誠一郎氏（日成金属工業）▽串間英紀氏（オクジュー）―の５人に表彰状と記念品が贈られた。
安全講話を行った立山部長は、宮崎地区で約６年半にわたり、無災害記録が継続されていることに対して、関係者一同の真摯な取り組みに感謝の意を示すとともに、他社を含めた建設業全体で、重大事故が発生していることに言及。ＵＦＯ（油断・不注意・横着）を無くして、日々の安全衛生活動を実践してもらうよう協力を求めた。
無災害運動強化推進申し合わせでは、協力会宮崎支部の佐藤世紀支部長が「自主的な労働災害防止活動を推進し、労働者一人ひとりが安全に働くことができる職場環境を築くため、無事故・無災害の達成に努力する」と宣言。茶木秀樹氏の掛け声に合わせて、参加者全員で「災害ゼロでいこう！」とシュプレヒコールを行った。