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基本はコミュニケーション 淵上組労働安全衛生協議会

      

▲写真は挨拶する吉田前会長、淵上社長、大会の模様

 株式会社淵上組(淵上定一郎代表取締役社長)と協力会社で組織する労働安全衛生協議会(吉田利文会長)は7月24日、小林市内で2024年度の労働安全衛生協議会安全大会を開催した。大会には、同社及び協議会の社員約70人が参加。安全意識の高揚を図り、労働災害及び交通災害の撲滅に邁進することを誓った。

 挨拶で労働安全衛生協議会の吉田会長は、連日の猛暑で熱中症の被害が拡大していることについて言及。予防対策の重要性はもとより、各自の健康管理に留意して作業にあたってもらうよう呼び掛け、無事故・無災害に邁進していく考えを示した。

 また、今大会で協議会の会長職を退任することを報告。「多くの支えで重責を務めることができた。新体制のもと、互いに助け合いながら頑張ってもらいたい」と述べた。

 続いて挨拶に立った淵上社長は、安全意識を高く持ち、日々の業務を遂行している社員及び協力会社に対して感謝の意を示し、更なる安全意識の向上に努めてもらうよう呼び掛けた。

 そのうえで、自身が考える安全の基本について言及。安全の最重要事項は「コミュニケーション」であるとして、互いを思いやることを忘れず、更なる協力体制の強化と風通しの良い現場づくりに励んでもらうよう、協力を求めた。

 新たに労働安全衛生協議会の会長に就任した平水錠司新会長は、吉田前会長の尽力に敬意を表するとともに、新体制に於いても無事故・無災害の達成に向けて、安全衛生管理を徹底していく考えを示した。

 表彰式では、現場の労働災害防止に対する取り組みが顕著であった株式会社KTロードに対して、協議会の吉田前会長から表彰状と記念品が贈呈。また、6年間にわたり協議会会長を務めた吉田氏に対して、淵上社長から感謝状が贈られた。

 安全講話では、AIG損害保険株式会社宮崎支店の川本隆仁氏が「熱中症の予防と対策」をテーマに講演。その日の環境や健康状態、作業状況を把握することが大切として、水分補給の徹底や声掛け、熱中症対策を考慮した作業計画の策定をポイントにあげた。

 参加者を代表して安全宣言を行った淵上組ウッドリサイクルセンターの上田優一朗氏は、「常に危険と隣り合わせの職業であることを再認識し、いかなる現場に於いても安全管理を確立し、規律を守り、常に高い安全意識を持ってゼロ災職場を目指す」「一社会人として安全運転に心掛け、模範となる運転に徹し、交通法規の遵守と家族の笑顔を守ることを誓う」と力強く宣言した。