串間市は７月１９日、指名競争で「串間市消防庁舎新築工事（電気設備工事）」の入札を執行し、九電工が１億７７９０万円で落札した。総合保健福祉センター北側に移転整備する消防庁舎の電気設備工事を施工する。工期は２０２６年３月５日まで。公表価格は１億８８８０万円だった。金額はいずれも税抜。
移転場所は串間市総合保健福祉センター北側敷地（大字西方唐人町、敷地面積約９２５３㎡）。計画建物の規模は、鉄筋コンクリート造平屋建、延床面積は約１６２８㎡とする。新施設は▽消防本部▽消防署▽共用部▽消防車両車庫―で構成し、屋上には降下訓練や引上げ訓練等で使用する訓練スペース（約４００㎡）を設ける。
消防本部には、事務室や会議室を配置。消防署には、指令センターやサーバー室、出動準備・防火衣収納室、防火衣洗濯室・乾燥室、女性専用室を新設するほか、訓練室やトレーニング室、食堂・休憩室、仮眠室、洗濯・シャワー室・トイレ、書庫・共用倉庫、ボンベ・ホース室、資機材倉庫などを配置する。
当該工事では、▽受変電設備工事▽非常用発電機設備工事▽非常用発電機地下タンク工事▽非常用発電機電気設備工事▽屋外幹線、弱電設備工事▽外灯設備工事▽幹線、動力設備工事▽電灯設備工事▽照明器具設備工事▽誘導灯、非常灯設備工事▽コンセント設備工事▽受水槽電気設備工事▽電話、情報設備工事▽弱電設備▽非常放送設備工事▽ＩＴＶ設備工事▽通信指令機械設備工事▽自火報設備工事▽雷保護設備工事―を行う。
建築主体工事と外構工事は、６月１９日に入札を執行し、剣工務店が５億３２３０万円（公表価格５億３９３０万円）で落札した。残る機械設備工事に関しては、第２四半期に指名競争入札で発注する予定でいる。