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岩脇中外解体工事、誤設定で契約解除 日向市

 日向市は、5月23日に一般競争入札を行った「旧岩脇中学校体育館他3施設解体工事」で最低制限価格の設定に誤りがあり、落札者と合意の上で契約を解除したと発表した。入札の準備等が整い次第、再度入札を行う予定でいる。市は、最低制限価格の算出に関するチェック体制を強化し、再発防止に努めるとしている。

 予定価格を算出する際に計上されていた一部費用が、最低制限価格の算出過程で計上漏れとなっていたことから、最低制限価格の設定に誤りが生じた。類似する別工事の入札準備に際し、最低制限価格の設定に用いる経費について疑義が生じたため、当該工事についても調査を行った結果、誤りが判明したという。

 市は再発防止に向けて、最低制限価格の算出に用いる資料について、計上すべき費用が一目でわかるよう記載方法の見直しを行ったほか、最低制限価格の算出を行うエクセルについて、算出に用いた費用の総額と入札比較価格の差額を照合し、入力誤りがないか目視確認できるよう改良した。

 このほか、所管部署と契約担当との連携を密にするとともに、課内において最低制限価格算出後のダブルチェックを徹底し、誤りの未然防止とチェック体制の強化を図るとしている。