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共同技術コンサルに委託 高千穂通線再編詳細設計

 宮崎県宮崎土木事務所は7月19日、指名競争で「高千穂通線道路空間再整備道路詳細設計業務」の入札を執行し、共同技術コンサルタントが1455万円で落札した。宮崎駅前交差点から橘通り3丁目交差点までの高千穂通線を対象に、多様なニーズに対応した安全で快適な道路空間を創出するため、再整備に必要な詳細設計を委託する。

 道路空間の再編に際しては、「通る」から「居場所」となる道路を目指し、▽交流がうまれる空間▽歩きたくなる空間▽花とみどりに包まれた居心地のよい空間―の3つの整備方針を設定。歩道の一部を縮小して、車道側に新たに自転車道を新設するほか、歩道はオープンカフェ等を設置できる歩行者利便増進道路(ほこみち)に指定する。

 当該業務では、「高千穂通り道路空間再整備基本計画書」に基づき、指定する区間について工事に必要な詳細構造を経済的かつ合理的に設計し、工事発注に必要な図面や報告書を作成する。実施に当たっては、準拠する法令等を遵守したうえで、関係者及び関係機関と十分調整を図ることを求める。委託期間は230日間を予定。

 県は、リニューアル中のNTTビル前を対象に、先行して24年度に道路空間整備工事を実施する予定。24年度中に高千穂通り全体の詳細設計をまとめ、25年度以降に全線の工事を行う予定でいる。