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ゼロ災へ「安全は最優先事項」徹底 坂口建設と三共

      

▲写真は挨拶する松岡社長、外村社長、大会の模様

 坂口建設株式会社(松岡重孝代表取締役)と株式会社三共(外村公明代表取締役)は7月12日、小林市内で2024年度の安全大会を開催した。大会には、両社の社員及び協力会社の関係者が多数参加。事例発表や安全活動報告、協力会社表彰等を通じて、参加者は更なる安全意識の高揚を図った。

 大会挨拶で松岡社長は、建設資材の高騰や担い手不足、罰則付き時間外労働上限規制の実施など、建設業界が厳しい状況に直面していると指摘。そうした中でも、安全を最優先事項に掲げ、慣れた作業や危険度の低い作業にこそ危険が潜んでいるとして、基本方針に掲げる「まず!確認」を徹底し、ゼロ災害に邁進していくことを誓った。

 安全管理の重要性に言及した外村社長は、日頃から整理整頓や指差し呼称、KY訓練、ヒヤリハット報告活動等を通じて、労働災害を未然に防止する対策を展開するとともに、「あらゆる作業は安全第一、安全はいつ・いかなる時にも優先する」意識を一人ひとりが持つことが労働災害の撲滅に繋がるとして、これらの徹底を呼び掛けた。

 坂口建設篤和会の金本智光会長は、「労働災害の発生は、発注者・関係業者等に負担をかけるだけでなく、自分自身の家族にも悲しみを与えることになる」として、日頃から安全に対する意識の高揚を図るよう参加者に呼び掛けた。

 株式会社ブルースター営業企画の兼松建氏は、「家庭でできる防災」をテーマに講話を実施。南海トラフ巨大地震に於ける本県のリスクを踏まえ、災害リスクの周知や負傷リスクの軽減、避難・安否確認ルールといった家庭でできる防災力強化の手法を紹介した。

 現場体験事例では、坂口建設建築グループの永井博貴氏と三共製造部門の外山洋文氏が登壇し、現場作業中の安全対策や取組事例を紹介した。安全活動報告では、松岡社長が、安全活動報告や災害発生状況、安全パトロール報告などを行い、「まず!確認を実行。慣れ・うっかりをなくし安全作業を行おう」と安全活動に対する協力を求めた。

 協力会社表彰では、建築部門で受賞した株式会社クラタカ、土木部門で受賞した高原運送建設有限会社、三共部門で受賞した住友建機販売株式会社の3社に対して、表彰状と記念品が贈られた。

 大会では、坂口建設土木グループの入佐健二氏が「確認・気配り・思いやり/みんなで創ろう安全職場/今日も一日頑張ろうヨシ!」、三共整備部門の永野修氏(代読=高佐昭則部長)が「みんなで声かけ目くばり気くばり/安全第一健康職場/今日も一日頑張ろうヨシ!」と今年度の安全スローガンを発声し、全員で唱和した。