宮崎県は、浸水被害軽減のため、各地で実施している河川及びダム掘削工事で発生する土砂の受け入れ先を公募する。建設発生土は、河川工事や他の公共工事で活用しているが、さらなる工事の効率化やコスト縮減、発生土の有効利用等を図るため、窪地の埋立や低地の嵩上げ等に活用する受け入れ先を広く募集する。
応募できるのは、２０２５年３月までに埋立地の造成を予定している土地所有者、または賃借者。賃借の場合は、所有者の同意が必要となる。各土木事務所管内に所在する土地で、埋立土量が一定規模以上であることや搬入時期を問わないことなどが要件。搬入に際しては、搬入土の整地（押土）のみ行うことを基本とする。
搬入（運搬）費用は無料。申し込みは、２５年３月２５日まで各土木事務所の河川関係担当で受け付ける。応募があった土地については、現地立ち会いやヒアリングで運搬距離、土地の形状、周辺の状況、関係法令等を調査・確認し、埋立（盛土）に適した土地と認められた場合に候補地として選考し、結果を応募者に通知する。。
受け入れ調整が整った時点で受け付けを完了するが、候補地の確定後、他の公共事業で建設発生土搬入の要請があった場合は、公共事業への搬入を優先するため、申し込み時の搬入量を保証することはできない。また、搬入した土砂を営利目的に使用したり、他の箇所へ搬出することはできない。
詳細は宮崎県のホームページ（トップ→くらし・健康・福祉→社会基盤→河川・砂防・港湾→河川・海岸→河川掘削工事の土砂受け入れ先の公募）で確認できる。応募に関する問い合わせ先は、県土整備部河川課河川担当（電話０９８５－２６－７１８５、メールkasen@pref.miyazaki.lg.jp）。