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事故防止へ徹底した安全教育を 高千穂地区建設業協会

      

▲写真は挨拶する工藤会長、大会の模様

 高千穂地区建設業協会(工藤勝利会長)は7月8日、高千穂建設会館で2024年度の「労働交通安全推進大会」を開催した。大会には、会員企業の職員らが多数参加し、安全宣言や安全講話を通じて、労働災害及び交通災害を撲滅することを誓った。

 挨拶で工藤会長は、常に安全の基本に立ち、全員の安全意識を向上することや、日々変化する現場状況に合わせた安全管理の重要性を強調。県内の交通情勢や外国人旅行客が運転するレンタカーなどに言及し、交通安全対策の徹底も呼び掛けた。

 さらに、会員各社で労働災害や交通事故を防止するため、徹底した安全教育を推進してもらうよう協力を求め、「まずは従業員の安全を第一に考え、決して自社から事故を発生させないという強い気持ちで安全活動を行って」と参加者に呼び掛けた。

 表彰式では、感謝状を受賞した甲斐浩二氏(甲斐土木造園)、事業場賞を受賞した同盟建設、功労賞を受賞した佐藤純三氏(㈱興梠建設)と矢野励氏(五ヶ瀬建設)に対して、工藤会長から賞状と記念品が手渡された。

 安全講話では、延岡労働基準監督署の三浦義雄安全衛生課長が「労働災害防止対策」をテーマに、、管内で発生した過去の労働災害の発生状況や発生原因、災害事例を示しながら再発防止対策を解説した。高千穂警察署の鎌田健太郎交通係長は、「危険予測と回避方法」について講演を行った。

 大会では、延岡労働基準監督署の谷宮俊実署長、高千穂警察署の井上司署長(代読=鎌田健太郎交通係長)が来賓祝辞を述べた。また、佐藤文彦青年部長が労働安全宣言、甲斐靖教青年副部長が交通安全宣言を読み上げ、労働災害ゼロ・交通災害ゼロの職場づくりに向けて一丸で邁進することを誓った。