▲写真は挨拶する下湯支部長、総会の模様
一般社団法人日本造園建設業協会宮崎県支部(下湯一弘支部長)は5月31日、宮崎市内で2024年度「通常総会」を開催した。総会では、23年度事業報告及び収支決算報告、24年度事業計画案及び収支予算案などの議案を原案どおり承認。任期満了に伴う役員改選では、下湯一弘氏を支部長に再選した。
挨拶で下湯支部長は、日頃の支部活動に対する協会員の取り組みに対して感謝の意を示すとともに、造園業が抱える問題に言及。「総会を通して情報を共有し、解決に繋げていきたい」と意欲を示した。
24年度の事業計画のうち調査研究活動では、宮崎県沿道修景美化基本計画の策定委員会への参加や宮崎県景観形成促進機構の指定に基づく良好な景観形成に関する調査研究等や造園業界に於ける担い手育成等の研修会の実施を計画。また、美しい宮崎づくりを推進するため、講習会・研修会等へ積極的に参加する。
広報活動では、都市緑化啓蒙活動(造園フェスティバル開催、土木の日、緑化月間)の推進に加え、会員技術者名簿を活用し、行政へ植栽基盤診断士や街路樹剪定士等の重要資格の認知を図るとともに、会員外に資格取得を案内する。このほか、日造協九州総支部広報活動に協力するほか、支部広報誌を作成・配布し、活動をPRする。
組織活動では、他団体と共同で宮崎県への陳情・要望活動を行うとともに、「宮崎県沿道修景美化条例」の見直しに伴い、各地区のモデル事業について技術的・有効的な提案を行う。県主催事業(土木の日、道路美化推進事業)や地区催事業(違反広告物撤去、花と緑の啓発活動)、関連団体事業への参加・協力、災害時の行政協力も行う。
教育・訓練活動では、日本造園修景協会等と連携し行政を交えた研修会を実施するほか、街路樹剪定士講習会の実施と同指導員資格取得者の斡旋、造園施工管理技士講習会の開催や植栽基盤診断士・診断士補研修会の参加促進、地域リーダーズ活動への参加、安全衛生特別教育の実施、南九大環境園芸学部生に対する出前講座の実施などに取り組む。
一方、24年度の表彰事業では、宮崎県発注工事で高得点を獲得した業績表彰を▽弓場雅巳氏(弓場緑地建設)▽甲斐祥郎氏(弥永緑地建設)▽植木福太郎氏(橘緑地建設)―の3人が受賞、永年勤続表彰を川野洋一氏(昭和造園土木)が受賞した。
*新役員は次のとおり(敬称略)
▽支部長=下湯一弘(大新造園)
▽副支部長=中村満義(昭和造園土木)
▽事務局長=小川次郎(馬原造園建設)
▽事業委員長=兒玉清和(文明園)
▽事業副委員長=西田祐介(坂元芳翠園)
▽技術委員長=後藤健介(後藤造園)
▽総務委員長=橋口勝吾(植由樹園)
▽地域リーダー=馬原久幸(馬原造園建設)
▽地区幹事=黒木祐一(黒木造園)、野﨑裕文(のざき造園)、弓場雅巳(弓場緑地建設)
▽地区副幹事=植木りか(橘緑地建設)、児玉和彦(児玉造園)
▽監事=児玉安広(児玉グリーン建設)、寺田雄一(寺田緑化)。