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意識的な声掛けで労働災害撲滅 清水建設と橘清会

      

▲写真は挨拶する景山支部長、田中所長、大会の模様

 清水建設株式会社九州支店宮崎営業所(田中亮所長)と九州支店取引業者災害防止協議会宮崎支部・橘清会(景山孝支部長)は6月19日、宮崎市内で2024年度の安全衛生推進大会を開催した。大会では、安全表彰や安全講話、安全宣言を行い、労働災害の撲滅に邁進することを固く誓った。

 大会で挨拶に立った橘清会の景山支部長は、「気の緩みが出やすいこの時期だからこそ、作業時に於ける無事故・無災害の継続が何よりも大切」と強調。大会の意義を再確認するとともに、大会を通じて、一つでも心に響いたことを各社・各現場に持ち帰り、皆で共有してもらいたいと呼び掛けた。

 宮崎営業所の田中所長は、人の体が年齢や環境、体調、時間帯、精神状態によって常に変化していると説明。互いのサポートや声掛け等による意識的な行動が労働災害の撲滅に繋がるとして、参加者に協力を求めるとともに、同社及び協力会社の更なる発展に向けて邁進していく考えを示した。

 社長メッセージの披露後、橘清会の大野康成安全環境推進委員が24年度の重点実施事項を説明。墜落・転落災害や建機・クレーン関連災害、倒壊・崩壊災害、公衆災害、不安全行動などの撲滅に加え、教育教本を活用した取引業者の安全知識・意識の向上に取り組むことを確認した。

 表彰式では、九州支店長表彰、災防協会長表彰等の受賞者(後述)に対して表彰状と記念品を贈呈した。

 来賓祝辞で九州支店の森隆副支店長は、清水建設グループとしての誇りと品格を持って「圧倒的な安全管理」を徹底するよう要請。各自が誇りを持って、安全意識の高揚に努めて欲しいと呼び掛けた。災防協の篠森義晴会長は、「整理・整頓・清潔・清掃・躾」の5Sを意識した現場を目指し、労働災害撲滅に繋げてもらうよう求めた。

 九州支店安全環境部の田中秀樹部長が安全講話を行った後、橘清会職長会の海野博文会長が「今大会を契機に、清水建設と取引業者、職長会が更に一体となり、災害防止に取り組んでいく」と力強く宣言。最後に災防協宮崎支部の福本浩市副支部長の掛け声に合わせて、参加者全員で「無災害でがんばろう!」とシュプレヒコールを行った。

*表彰受賞者は次のとおり(敬称略)
▽九州支店長表彰=田中誠二(田中鉄筋工業)、豆塚繁雄(浦中組)
▽九州支店災防協会長表彰=川辺寛子(緒方塗装)、濵砂貴幸(カゲヤマ)、日髙俊二(南日本ビルド)
▽宮崎営業所長表彰=入木泰弘(南日本ビルド)、平野嵩昌(カゲヤマ)、瀬尾辰典(宮電)
▽災防協宮崎支部長表彰=海野博文(カゲヤマ)、長尾太道(緒方塗装(吉川塗装))。