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安全運転・安全作業を徹底 アメックスと安全協力会

      

▲写真は挨拶する甲斐会長、上山社長、大会の模様

 株式会社アメックス(上山泰寛代表取締役)と安全協力会(甲斐文明会長)は6月7日、宮崎市内で2024年度の安全大会を開催した。大会には、同社及び安全協力会の職員らが多数参加。「だろう つもりが事故の元 確実にやろう安全行動」を今期の安全目標に掲げ、全員参加で安全第一の作業に努めていくことを確認した。

 第一部の協力会総会で挨拶に立った甲斐会長は、運送業の2024年問題に関連して、「私達が取り扱う商材にも、値上げや当日出荷の不可など大きな影響が生じている」と指摘。また、建設業界に於いては、職人の高齢化が進み、人手不足が深刻化しているとして、「専門的な知識や技術を受け継ぐ若手が求められている」と述べた。

 一方で、建設業に「住宅やビルの建設・改修工事など、安定した将来性があることに変わりはない」とした上で、山積する課題の解決に向けて、労働環境を良い方向に改善しつつ、多少の遊び事や運動を取り入れながら、今期も安全運転・安全作業を徹底するとともに、「県民に美味しい水を提供できるよう頑張っていこう」と呼び掛けた。

 アメックスの上山社長は、建設業に於ける労働災害の発生件数などを説明するとともに、今期の安全目標に掲げる「だろう」が、結果として重篤災害に繋がりかねない危険性について言及。資材の高騰や人手不足などを背景に、厳しい経営環境が続く建設業に於いて、何事も前向きに捉え、皆が笑顔で過ごせる一年となることを期待した。

 総会の議案審議では、23年度事業報告及び会計収支報告、24年度事業計画案及び会計予算案を原案どおり承認。24年度の事業計画では、総会や安全大会、懇親会・レクレーション、役員会を開催することを確認した。

 大会の第二部では、安全表彰を受賞した井戸川進氏(井戸川設備)、安全目標を考案した武田ポンプ店に表彰状や記念品を贈呈。会員代表の森比呂矢氏(アメックス)が、「日々工事の安全に注意し、現場での無災害を継続していくため、一切の不安全行動を撤廃する」と安全宣言を行い、参加者全員で今季の安全目標を唱和した。