西都市は、橋梁・横断歩道橋長寿命化修繕計画と、具体的な対策内容や実施時期及び費用を示した市内橋梁の一覧を2024年3月版に更新した。24年度は、定期点検で「早期措置段階」と判定された妻北小前歩道橋など4橋の長寿命化工事等を実施する。
市が管理する橋梁及び横断歩道橋の長寿命化と維持管理コストの最適化等を図るため、点検結果を踏まえた長寿命化修繕計画や個別施設計画の定期的な見直しを実施。従来の対症療法的な修繕及び架け替えから、予防的な修繕及び架け替えに政策の転換を図り、事業費の平準化やライフサイクルコストの縮減を図る。
市が管理する橋長2m以上の橋梁は375橋で、供用後50年以上が経過する橋梁が約24%を占める。このうち、▽宮ノ前橋▽妻北小前歩道橋▽城ヶ下1号橋▽瓢丹渕橋―の4橋は、これまでに実施した定期点検で「早期措置段階」と判定されていることから、いずれも24~25年度に対策工事を実施する。
橋梁ごとの維持管理計画によると、宮ノ前橋(橋長7.3m)は、24年度に主桁の断面修復工を実施。妻北小前歩道橋(同29.5m)は、24年度に主桁の再塗装と補強工を行う。城ヶ下1号橋(同4.0m)は、24~25年度に橋台の洗掘対策を実施。瓢丹渕橋(同15.1m)は、24年度に主桁の再塗装を行う。
24年度はこのほか、御舟町1号橋や童子丸橋、赤野3号橋、下妻橋など80橋の定期点検も行う。25年度には、丸岡下1号橋や金倉2号橋、濁川橋の主桁断面修復工事、御舟町1号橋や石尾橋、高野橋、城ヶ下2号橋の補修設計を計画している。
橋梁・横断歩道の対策一覧は、西都市のホームページで確認できる。