▲写真は挨拶する矢野会長、総会、表彰式の模様
一般社団法人宮崎県骨材協会(矢野久也会長)は4月26日、宮崎市内で2024年度「第42回定時総会」を開催した。総会では、23年度事業経過及び決算報告、24年度事業計画案及び収支予算案、公益目的事業に係る決算及び予算等の各議案を原案どおり承認。任期満了に伴う役員改選案も了承し、会長に矢野久也氏を再選した。
総会の冒頭、挨拶に立った矢野会長は、世界情勢の変化に伴う燃油価格の高騰やコロナ禍の尾を引く地域経済の停滞、少子高齢化社会の進展とこれに伴う人手不足、いわゆる2024年問題といった課題が山積する一方、県内に於いては幹線道路やスポーツ施設といった公共インフラの整備が着実に進展していると指摘。
こうした中で、社会資本整備の源泉である骨材の安定供給という使命を果たすため、会員同士が一層の連携と協調を図る必要性を強調。関係機関に対して、県内産骨材の優先活用や地産地消、適正な価格設定を要望するとともに、自らも効率的な構造への転換や将来を担う人材の確保に注力する必要があるとした。
原案どおり承認した24年度の事業計画では、円滑かつ適正な協会運営や事業活動の活性化、採石及び砂利採取場跡地整備査定委員会の開催、会員企業の従業員の育成と能力向上を図るための講習会の開催、労働災害防止に向けた体制確立に取り組むとした。
また、採石・砂利採取業務従事者の結束を図る業務従事者交流会や、会員企業の経営安定化に向けた行政機関等への陳情・要望活動の実施、主に高校生を対象とした現地(採石場・プラント)視察会などにも取り組む。
総会に合わせて行われた表彰式では、業界功労者の宮崎県知事表彰を受賞した山口一明氏(矢野産業)、同じく会長表彰を受賞した井上透氏(矢野産業)、武野進氏(大淀開発)、山本祥平氏(太陽興産)の3人、長期勤続従業者表彰を受賞した黒木彬亘氏(西部生コン)と片平義彰氏(前同)に対して表彰状が贈られた。
*新役員は次のとおり(敬称略)
▽会長=矢野久也(矢野産業)
▽副会長=井手徳康(井手産商)、佐藤尚克(佐藤工業)
▽理事=首藤宝一郎(大藤産業)、西村直也(太陽興産)、那須翔太(国見興業)、矢野俊也(矢野産業)、鳥丸隆(荒殿興業)、吉行輝真(吉行産業)、戸高望(大淀開発)、久保幸蔵(都北産業)、別府義彦(西部生コン)、日高栄利(日南採石事業協同組合)
▽専務理事=横山兼一(事務局)
▽監事=佐藤勝伸(西日本土木)、山口雅文(会員外)。