三股町は、老朽化が進む町体育館の大規模改修事業に関して、2024年度当初予算に1億4155万円を盛り込んだ。第1四半期に条件付一般競争入札で建築主体工事を発注する予定で、24年度中の工事完成、25年度の供用開始を目指す。
1964年建設の町体育館(五本松7番地1、RC造平屋上部S造延べ833㎡)は、バレーボールやミニバレー、バドミントン、卓球などの室内スポーツに対応した体育館。災害時の指定避難所であるほか、27年度開催の国民スポーツ大会で、銃剣道競技の練習会場としても使用する予定でいる。
ただ、施設の供用開始から約60年が経過し、これまでに大規模な改修工事が行われておらず、老朽化による雨漏りや床の損傷など、経年劣化による不具合に緊急的に対応していることから、町民の安全・安心の確保の観点からも施設の整備に取り組む。昨年度には、施設整備に係る改修設計業務を発注し、コラム設計が担当した。
市が公表した発注見通しによると、一般競争入札で「町体育館改修建築主体工事」を第1四半期に発注するとしている。工期は約9カ月を予定。建築主体工事では、▽屋根板金改修▽外壁改修▽アリーナ床改修▽天井改修▽サッシ改修▽外構その他―を含む大規模改修工事を施工する。