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山下栄氏を会長に再選 宮崎県産業資源循環協会

      

▲写真は挨拶する山下会長、総会、表彰式の模様

 一般社団法人宮崎県産業資源循環協会(山下栄会長)は6月3日、宮崎市内で2024年度「第12回通常総会」を開催した。総会では、23年度事業実績報告及び収支決算報告、24年度の事業計画案及び収支予算案などを原案どおり承認。任期満了に伴う役員改選では、山下栄氏を会長に再選した。

 挨拶で山下会長は、不安定な世界情勢や円安、賃上げ、物価高騰等で先行きが見通せず、会社経営において厳しい状況が続いていると指摘。景気好転に繋がる材料は少ないとしながらも、不断の努力や永続的な地域貢献活動を推進していくことが大切と強調した。

 また、今年1月に発生した能登半島地震について言及し、今後発生が危惧されている南海トラフ地震等の災害への備えを万全にするとともに、災害廃棄物への対応力を強化するため、行政や関係団体との意見交換会等に注力する考えを示した。

 来賓祝辞では、宮崎県の河野俊嗣知事(代読=長倉佐知子環境森林部長)、宮崎県議会の濱砂守議長、宮崎市の清山知憲市長(代読=栄福和宏環境部長)、宮崎県議会の丸山裕次郎議員が挨拶。産業廃棄物の適正処理やリサイクルを通じて、県民の暮らしに寄り添う取り組みに感謝し、循環社会形成のリーダーとして一層の活躍を期待した。

 24年度の事業計画では、資源循環のための再生利用促進や不法投棄・不適正処理の防止、会員相互の連帯協調、業界秩序確立、関連団体や行政からの受託事業のほか、県及び市からの受託講習会の開催、有料産廃処理業者の認定や災害廃棄物対策等を推進することを確認した。

 具体的には、みやざきリサイクル製品の認定や活用促進、不法投棄防止啓発キャンペーンや全国ごみ監視ウィークの実施、優良認定取得相談窓口の設置のほか、産廃処理業界の課題解決に向けた調査・研究、各講習会及び研修会の開催、組織の拡大強化とコンプライアンスの向上、災害廃棄物の処理体制の構築等に取り組む。

 総会に先立ち行われた表彰式では、功労者表彰を受賞した栗巣景吉氏(栗巣土木)と鈴木吉富氏(クリーン日向)、優良事業所表彰を受賞した▽宮崎環境開発センター▽有嶋建設▽吉行産業▽高橋建設―の4社、優良従事者表彰を受賞した▽中村久夫氏(田村産業)▽木下雅博氏(藤元建設)▽関谷詠士氏(河野組)▽相葉城二氏(相葉建設)▽吉玉克行氏(旭ケミカル)▽佐藤道也氏(一条産業)―の6人に対して、山下会長から表彰状と記念品が贈られた。

 受賞者を代表して謝辞を述べた栗巣景吉氏は、「栄えある受賞は、皆様の支援と指導のたまもの」と周囲の協力に感謝の意を示し、「今後ますます職務に精励し、産業廃棄物処理業界と地域社会発展のために邁進していく」と意気込みを語った。

 当日はこのほか、労働安全衛生に関する研修会も開催。濱谷労働安全コンサルタント事務所の濱谷義男氏とあんしん財団の佐藤慎吾氏が講師を努めた。

*新役員は次のとおり(敬称略)
▽会長=山下栄(山下商事)
▽副会長=佐藤修一(栄高産業)、堀之内真司(真栄産業)
▽理事=永友万博(産業資源循環協会)、塩川聖一(塩川産業)、松林浩一(松林資材)、児玉岳大(日向環境)、川﨑裕二(宮崎環境保全公社)、半田英徳(小林衛生公社)、吉岡拓紀(エコ・リサイクルセンター)、谷口大海(谷口組)、小田吉海(つやげん九州)、阿萬清貴(農興産業)、栗巣景吉(栗巣土木)、永野真哉(永野建設)
▽監事=蓑田章(南日本環境センター)、齋藤彰賢(宮崎県医師サービスセンター)。

■山下支部長を再選、県央支部が総会

 一般社団法人宮崎県産業資源循環協会県央支部(山下栄支部長)は4月18日、宮崎市内で2024年度「第12回通常総会」を開催した。総会では、23年度事業報告及び収支決算、24年度事業計画案及び収支予算案を原案どおり承認。任期満了に伴う役員改選では山下栄氏を支部長に再任した。

 24年度の事業計画では、支部活動の拡充強化、産業廃棄物の適正処理対策の要望、支部表彰制度の実施等の一般事業のほか、支部会員を対象とした資質向上研修会の開催、環境衛生週間などの啓発普及活動、環境フェア等への参加、関係機関及び他団体との意見交換等と通じた連携などについて取り組むことを確認した。

 総会内で行われた表彰式では、優良事業所表彰を受賞した▽大成紙業▽コーポレーション・クリエイト▽サンワ―の3社、優良従事者表彰を受賞した▽清憲司氏(伸洋土木)▽福永満男氏(サンワ)▽高妻俊洋氏(第一環境施設)▽黒木久雄氏(宮崎環境開発センター)▽河野利郎氏(山下商事)―の5人に表彰状が贈られた。

*新役員は次の通り(敬称略)
▽支部長=山下栄(山下商事)
▽副支部長=塩川聖一(塩川産業)、齋藤彰賢(宮崎県医師サービスセンター)
▽理事=川﨑裕二(宮崎環境保全公社)、阿万清貴(農興産業)、栗巣景吉(栗巣土木)、石川武則(環境未来恒産)、川越重希(宮崎環境開発センター)、河辺久雄(井上商店)
▽監事=長友剛(友和産業開発)、太田原貴寿(旭興業)。